デンマークのコペンハーゲンでジハード主義者の旗が振られている様子。この旗はアルカイダも掲げていた旗です。
⇧アルカイダの旗
⇧ISIS(イスラム国)の旗
『アッラーの他に神はなく、ムハンマドはその最後の使徒である』と書いてあります。
イスラエルの対テロ諜報機関メイア・アミット情報テロ情報センター (ITIC) が、今年の春位からISIS(イスラム国)が世界中(特にヨーロッパ)でキリスト教徒への攻撃を呼びかけていると警告をしていました。
現在、それが実を結んだかのような状態になっています。
テキサス、オースティンのパレスチナ支援デモでジハード主義者の旗が振られている様子。これを機にアルカイダなどジハードテロ組織は復活しようとしているのでしょうか?
メイア・アミット情報テロ情報センター (ITIC) は、イスラエル情報遺産記念センターの一部として 2001 年に設立された機関です。ITIC はテロリズムと諜報活動に関連する報告書、研究、速報に使用される情報を収集および分析しています。
ISISは世界中、特にヨーロッパでキリスト教徒への攻撃を呼びかけています。
2023/06/02に警告された内容
- ここ数日間、ISISのメディア勢力は世界中でキリスト教徒に対するテロ攻撃を呼びかける扇動キャンペーンを開始しました。
- このキャンペーンの発表は、デンマーク系スウェーデン人の政治家で極右政党の指導者であるラスムス・パルダン氏が、トルコとイスラム教に抗議してスウェーデンでコーランを焼いた事を受けて行われました。
- ISIS工作員に攻撃実行を奨励する事を目的としたキャンペーンの一環として、世界中、特にヨーロッパで工作員に攻撃を実行するよう呼びかける動画や投稿がSNS上で配信されています。
- ISISのメディアネットワークの活動は以前よりも分散化されており、世界中の組織支持者の非公式メディア部門がより中心的な役割を果たしている事が分かります。
キリスト教徒に対する攻撃を呼びかけるテレグラムへの投稿
コーラン焼き討ち後、ISIS傘下のテレグラムチャンネルは世界中のキリスト教徒への攻撃を呼びかける投稿を公開しました。ISISの要求は次のとおりです。
- 世界中のイスラム教徒は、コーランを燃やす行為をイスラム教に対する侮辱とみなし、「加害者の血を流す」よう求められています。すべてのイスラム教徒が天国に行きたいなら自分たちの宗教の教義を守らなければならない。
- ヨーロッパ、特にスウェーデンのイスラム教徒は、「対策には対策」の原則に従って行動し、都市中心部でLGBTコミュニティを示す虹色の旗に火を付ける事が奨励されています。
- 世界中のイスラム教徒は、非難、デモ、スウェーデン製品のボイコットを行い、SNS上での主張・拡散だけで満足しないように求められています。
デンマークのパレスチナ支援デモでジハード主義者の旗が掲げられる。
ISIS関係者が欧州での攻撃を呼びかける動画を投稿
- 2023年2月1日、ISIS系Mathani Foundationは「出会ったらどこでも殺せ」と題した動画を公開し、西側諸国でテロ攻撃を行うよう呼びかけました。
- 動画の後半で流暢な英語(おそらくイギリス人)を話すISIS工作員が登場し、あらゆる方法で(暗黙のうちにヨーロッパで)「異教徒」に危害を加えると呼びかけました。
- 作業工具やトラックを武器として挙げ、「異教徒をどこででも殺してください。あなたが職人であれば、釘打ち機を使って頭を釘で打ち、木工品に十字架をつけます。あなたがトラックの運転手なら、道路が彼らの汚い血で洗い流されるまで轢くか、彼らが眠っている間に家に油をかけて火をつけて、[イスラム教徒とイスラム教に危害を加えると起こる結果]についてメッセージが伝わるようにしてください。彼らの頭に焼き付けられるだろう。」等と述べています。
- 動画の後半では、2014年から2016年にかけて同組織のスポークスマンだったアブ・ムハンマド・アル・アドナーニの声で古い録音が再生されます。そこではすべての「異教徒」は公正な立場であり、民間人と治安要員の区別なく攻撃されるべきだと要求しています。
この様な風潮がハマスによる10/7の攻撃以前からネット上にあり、今回のイスラエルハマス戦争をきっかけに世界中で起こっているパレスチナ支援デモは、これらISIS系勢力が乗っかって扇動している可能性もあります。
今は一部でしょうが、見落としていると拡大するかもしれません。
大規模デモが行われているロンドンでもISIS支持と思われる行動をとっている人物がカメラに映った。
旧ブレグジット党の党首を務めたナイジェル・ファラージ氏は、ロンドンで暴動が広がる中、スナク首相がハマス支持者らの取り締まりを約束した事を受けて、警察はもっとこうしたイスラム系のデモに対して取締をすべきではないかと疑問を呈しています。
https://youtu.be/x65y_2B3c0E?si=Iw2vzIxiZHQAcror
スナク首相は、ガザ地区を支配しイスラエルへのテロ攻撃を実行したハマスは英国で「禁止されたテロ組織」であると言っており、「国民はハマスを支持すべきではない。支持するのであれば、我々は確実に責任を問うつもりだ」と警告しています。
南アフリカのケープタウンでISIS、ヒズボラ、ハマスなどのテロリストの旗を持った「親パレスチナ」デモ隊が報告されています。
モロにISISの旗を掲げてパレスチナ支援デモを行っており、物議を醸しています。
ドイツ・エッセンでのパレスチナ支援デモで掲げらるアルカイダの旗
ドイツのパレスチナ支援デモで掲げられるアルカイダらが使用するジハード主義者の旗。皆さんISISの旗だと言っていますが、ジハード主義者の旗です。まぁ似たようなものですけれど。
こうしたパレスチナデモでジハード旗が掲げられているのを見た世界の人々の反応。
対中批判で有名なヘッジファンド運営会社ヘイマン・キャピタルの創業者、カイル・バス氏の反応
「ちょっと待ってよ...これはパレスチナの旗ではないですやん。テロを糾弾し、イスラエルとパレスチナの『2国家』解決を要求する為のデモだったんじゃないの?
これらの国の普通の住民にとって、『ジハード』を唱えることは何を意味するのだろうか?」
イスラエルの教育と支援を行う非営利団体 Boundless の共同創設者Aviva Klompasの反応
ヨーロッパの首都でISISの旗が振られているのに、なぜ誰も関心を示さないのか?
ここはデンマークだ。
南アフリカのXユーザー
なぜ平和を愛していると主張する人々がISISの旗を振るのか?ましてや外国で?
ハマスに入って戦えるように、この人達を国外退去させる必要があります。私たち南アフリカ人はイスラムのテロリストとは関わりたくない。