今月ドル円は、11月13日に151円91銭まで円安が進んでいましたが、12月1日は148円まで落ち着いてきました。この為か、ドル円は円安に転じたのではないか?と報道がされるようになりました。
原因は米連邦準備理事会(FRB)が利下げするのが濃厚になってきたからです。
昨日もこの様な報道がありました。
米連邦準備理事会(FRB)当局者は、米経済の「ソフトランディング」を図る為、年内は金利を据え置き、2024年に入ってから初めて利下げ時期を検討する可能性が高まっています。
FRB内でタカ派として知られるウォラー理事は11月28日、インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性について発言しました。「あと数カ月─3カ月か4カ月か5カ月か分からないが、インフレ率が本当に低下方向に向かっていると確信が持てれば、景気回復などとは無関係に、インフレ率が低下したという理由のみで政策金利を引き下げ始める事ができる」
FRBが利下げすると円高になる理由
お金は金利が低い国や地域から、高いところに流れていきます。
MUFGは、日本の金利が低く、米国の金利が高い場合、金利が高い米国で預金や資産運用をしたいと考え、円よりも米ドルの需要が高まる為、円の価値が下がり米ドルの価値が上がって、円安ドル高になります。
FRBの利上げにより、米国の成長が日本経済に比べて高いと評価されると、米ドルの需要が高まり円安に振れやすくなると説明しています。
本当なのでしょうか?
FRBは2022年3月に利上げを開始しました。
FRBが利上げを2022年3月に開始してから円安が明らかに進み2022年10月にはドル円150円を一時超えました。その後今年の冬にかけて再び150円付近まで円安になっています。
この為、今後FRBが利下げをするという観測が続く限り、円安に向けて動くと思われます。
これはドル円週足ですが、インジケーターで売り買いの強さを表示してみました。
直近ではやはり円高方向に注文が多く入っていましたね。
FRBの利下げで、円高が進むと、2024年には日本国内のインフレ率が下がってくる可能性があります。
https://youtu.be/DcLJFzYKVfQ?si=1YukRaG60HRG9PhY
モルガンのアナリスト、2週間前には円安は止まらない。一方、中国経済は今は苦しいがじきに好転すると言っていましたが、外しそうです((´∀`))