高騰していた原油価格、1日としてはここ1年で最大の5ドル暴落

 

原因としては、先週、原油価格が1バレル=100ドルに近づいた後、需要懸念が急激な反転を引き起こしたとされています。

 

Photo Zbynek Burival

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FTは米国金利上昇による借入コストの急増が米国経済成長を鈍化させると懸念が広まり、経済が悪化し、原油需要減少が予測された為に原油価格は急落しているといった感じで説明していました。

世界的なベンチマークであるブレント原油は、2022年8月以来の大幅な下落を記録し、1バレル5.11ドル(5.6%)安の85.81ドルで取引を終え、米国の指標であるWTI(上のチャートです)は5.6%下落の84.22ドルとなりました。

先週、旺盛な世界需要とサウジアラビアとロシアが原油減産を2023年末まで延長すると決定した事で、価格が1バレル100ドルに近づいたばかりだっただけに、この突然の下落は投資家を驚かせた様子。

この下落は、金利の急上昇が市場を襲い、経済への新たな圧力が原油消費の重荷になる可能性を指摘した週に起こりました。

指標となる10年米国債の利回りは、水曜日に16年ぶりの高水準となる4.88%を記録しており、影響した可能性があります。

 

原油価格の下落により、世界のエネルギー関連銘柄下落。

ガソリン代が安くなるのはありがたいのでOKなんですが、石油ビジネス界隈は打撃を受けると騒いでいます。

石油価格が下落すれば、石油の販売価格が下がり収益が減少し、その結果、雇用が失われ、生産量が減少し、倒産する可能性さえあるなどと。

被害には大手の石油企業だけでなく、中小企業や、経済が石油輸出に大きく依存している国も含まれます。

とは言え散々原油高で恩恵を受けているんですから、これ位は頑張って貰わないと我々が持ちませんからね。

いくつか関連銘柄を見てみましょう。

 

エクソンモービル 【XOM】

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⇧1時間足

確かに先月末から原油価格下落に伴い下落。

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週足で見ると今まで急上昇続けてきたのが分かります。最近は上昇トレンドからちょっと外れ少し怪しい雰囲気か。

 

オクシデンタル・ペトロリアム【OXY】

バフェットが筆頭株主の「石油メジャー」と呼ばれる7大石油会社に次ぐ規模の独立系石油会社。本社はテキサス州ヒューストン。中東、アフリカで石油とガスの探鉱・生産活動を行う。

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こちらも多少影響を受けている様ですね。

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週足。

 

INPEX【1605】日本国内最大の石油・天然ガス開発企業。

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一時間足で見ると結構影響を受けたのが分かります。今日反発していますが、これは長期サポートラインに当たり反発しています。

週足で見るとこうなります⇩

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2020年後半から490→1960と4倍にもなっていました。今後どう動くのかちょっと気になる銘柄です。

 

ENEOSホールディングス(5020)国内最大手の石油元売。石油精製では国内トップの業績

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エネオスも影響を受けていました。

週足で見ると⇩

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石油関連株一覧

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