https://youtu.be/-WjwVrb-FqA?si=r1C3jA5EKn9ALshW
昨日の米雇用統計(景気の様子を反映するとして重宝されています)の良好な結果発表を受けて、各国主要メディアは手放しで絶賛しています。しかし、雇用統計の内訳を確認した人々は「米国大統領選挙を直前に控え、経済の見栄えを良くしようとして数字を操作(大統領選挙用の臨時採用のパートタイマーで数字を盛ったのではないか?)したのではないか?」と疑問視しています。
ブルームバーグは本塁打と表現。
日経も追随。
※雇用統計などの指標について:こちらのサイトを週の頭にチェックしておいてください。毎週世界の重要指標について一覧にしてくれています⇩
特に重要な指標をSSとし、対して重要ではない指標をCや✖でランキング付けしてくれています。ここでお見せする様に、重要指標が発表される度にマーケットはそれに合わせて動きます。
株価の流れを変えてしまうレベルの影響がありますので、投資に興味がある方はチェックしておいて損はありません。
ドル円
⇧青い丸をした場所が米国雇用統計が発表された時間です。ドル円は146.5円から一瞬で上昇し149円にタッチしています。数時間で2.5円まで円安になりました。
石破氏がコロコロ発言を変えるのでここ数日でドル円はジェットコースター状態に笑笑
昨夜の雇用統計結果がそれに加わり、ドル円は150円に達しようとしています。150円を超えてくると円安になり過ぎているとテレビなどが騒ぎ始め、石破氏は再び「利上げが必要だ」と発言をまた翻すかもしれません。
日経先物
日経の先行指数である日経先物も米国雇用統計結果を受けて急騰。
発表が行われた21:30から30分かからず39,700円付近まで急騰しました。円安方向にドル円が向かうと日経先物も連動してこうして上がります。これを受けて、月曜日の日経も爆上げスタートです。
S&P500
米国株も雇用統計を受けて上昇しています。
来月の大統領選の結果を受けて再び大きく動くと思われます。
今回の雇用統計発表による値動きはこの様な状態なのですが、雇用統計自体の内訳はどうだったのか見ていきましょう。
雇用統計の背景:政府職員の増加がデータを押し上げていた
今回、雇用が予想よりも遥かに強く見えた理由は、政府職員の数が急増し、雇用統計の数字を大幅に押し上げる要因となったと指摘されています。
今年9月、政府職員の数は、季節調整済みで2,142万1,000人から2,221万6,000人に78万5,000人急増しました。
民間は季節調整済みで1億2796万2000人から1億28,09万5000人へと13万人程度の増加に留まっています。
有識者は政府職員数のこの増加について、「政府雇用が1か月で3%も増加したのは驚くべき事だ。おそらくこれは投票所の監視員によるものなのだろう。あるいは、これらの数字は単なる希望的観測なのかもしれない。」と述べています。
事業所調査の季節調整されていない表を見ると、まったく同じことがわかります。ここでは、季節調整されていない政府職員の数は918K 急増し(2,254 万 1 千人から 2,345 万 9 千人)、季節調整されていない民間部門の労働者の数は1億36,17万6000人から1億35,71万8000人へと45万8千人急減しました。
ゼロヘッジはこの事について、「何故これが重要なのでしょうか? 理由はいくつかあります。 最近の雇用統計の記録的な下方修正が示すように、約81万8千の雇用が魔法のように削減された時、バイデン政権の経済報告は信頼性がなくなり、FRB議長のパウエル氏でさえ米国労働省のデータの信頼性に疑問を呈し、労働市場がどれほど悪いか知っていたら7月に利下げしていただろうと嘆くほどになっています。今も同じことが起こっていますが、方向が逆になっています(僅か1か月後に選挙があるので当然)。米国労働省は今や公然と政治的になり、データを操作してバイデン・ハリスに有利な印象を与えようとしているのでしょうか?これは読者に任せる質問です」と言っています。
私は大統領選挙で民主党への追及が起きないように、やむを得ず季節調整の数字を操作したのではないかと思います。
日経にとっては図らずとも良い展開ですが、これの反動が大統領選挙後に来そうな気がしますね。
ビットコインは先日、8月高値を切り上げたものの再度下げチャネルライン内に戻されています。
この雇用統計を受けて再度チャネル上側に出て上昇をお願いしたいものです。