韓国軍は本日午後2時59分から、北朝鮮が江原道金剛郡と黄海道長山弦の海域に合計約130発の砲弾を発射したと探知したと発表しています。
北朝鮮は2018年の南北軍事合意で射撃が禁じられた海域に撃ち込んでおり、合意に違反していると韓国側は北朝鮮に抗議。
北朝鮮が2018年に行われた「9・19軍事合意」を破るのは珍しい事ではなく、今年10月にも約束を破り今日行ったような大規模訓練を行っています。
国民は食うや食わずの状態にあるにも拘らず、北朝鮮は景気よく軍事訓練を行っていますが、こうしたミサイルはどこから供給されるのでしょうか?
韓国の識者は中国企業から供給されていると指摘しています。
2006年10月、北朝鮮の第1次核実験直後、国連安保理は対北朝鮮制裁決議1718号を全会一致で採択した。
この決議案により、核兵器を含む北朝鮮の大量破壊兵器プログラムに関連する物質、装備、部品、技術の北朝鮮の提供が禁止されました。 それにも関わらず北朝鮮の核開発技術はさらに発展してきました。
国連決議は無視され、北朝鮮には継続的に核開発関連物資、装備、部品、技術などが何者かによって持続的に供給され、核開発に使用されています。
こうした材料は主にどこから北朝鮮に持ち込まれているのか疑問に思いますよね?
北朝鮮へのこうした物資は、主に中国国営企業、中国民間企業、偽装された北朝鮮国営企業などを通じて搬入されています。
中国共産党は北朝鮮住民の生活を守る為と称し、民生目的での対北朝鮮取引を例外的に許可し、国連の北核関連物資提供禁止に抜け穴を作っていました。
米国財務省は北朝鮮への核兵器関連物資を提供している中国企業にも制裁をしていますが、最近の北朝鮮のミサイルの急激な進化を見る限り効果が上がっていない。
少し前にも北朝鮮の核兵器開発の為の部品納品をしていた中国人が米国政府から制裁されていますが、まだまだ氷山の一角なのかもしれません。
また、昔から中国は北朝鮮に対し、ミサイル関連品や原材料の提供などの支援を行ってきたとCIAに指摘されています。中国の技術は北朝鮮のミサイルに組み込まれているとされ、核の専門知識も提供した疑いがある。
ロシアもソ連時代から北朝鮮に核の専門知識とミサイル技術を提供してきた。CIAによると、2001年4月、北朝鮮とロシアは「北朝鮮への武器売却と移転のための基礎を築く」防衛産業・軍事技術協力協定に調印しています。
中露が北朝鮮へミサイル技術支援をしているという指摘は、欧米の主要メディアを含めて各方面から今までずっと警告されてきました。
それにも関わらず、日本国内の一部では「北朝鮮に軍事行動を止めさせる為には中国共産党とのパイプが必要だ」などと下らない意見が存在しますが一切不要です。
北朝鮮へ核ミサイル開発支援をしている中国、ロシア、イラン等のルートを徹底的に洗い出し、叩く事こそが北朝鮮の核開発を止めさせる方法です。