
午前3時にはトランプのEU関税25%が広く報道され、ビットコインは急落しました。

S&P500も下落⇩

米国株は今朝のNVIDIA決算好調を受けて踏ん張っています。
日経先物も米国株に連動して反発。

問題はビットコイン値動きです。
月曜日から畳みかける様に下落見舞われています。

現在は一段下のサポートラインで下げ止まっています。

ここで反発できるかが問題です。これ以上の悪材料がトランプから出なければ何とかなるかもしれませんが・・・
4時間足20.50.100.200日移動平均線と価格の様子。

ビットコイン週足

これ以上の下落はきびしい所です。
しかしビットコインにとって良いニュースは、ビットコイン価格の先行指標とされるグローバルM2が先行して下落した後、上昇している事です。

出典: ブルームバーグ
⇧青がビットコイン価格で、緑がグローバルM2です。ビットコイン価格が月曜日からの急落でM2の下落水準にまで近づいていると指摘がされています。M2の値動きをビットコインは遅れて追っかけています。

そのため、来月から矢印の様な値動きをする可能性があります。

去年の10月からの上昇の際もM2は先行して上昇し、ビットコインもそれに合わせて上昇していました。(トランプ当選のファンダで上げたのもありますが)

トリガーとなるのがFRBによる利下げ再開のスタンスです。(現在は利下げ方針を後退させています)

この流れにマッチする情報もあります。
歴史的に米国大統領選翌年は相場が2月、6月、8月、9月弱い

ビットコイン価格はS&P500以上に米国指標やファンダに強く影響されますので、米国大統領選翌年の2月は最悪な月効果を受けている可能性があります。
1950 年以降、過去 10 年間、さらに過去 20 年間を振り返ると、2 月は株式市場にとって最悪の月の一つだったと分析されています。
しかしながら、この歴史的な大統領選翌年パターンが今年も再現されるのであれば3~5月は期待できるという事でしょう。
グローバルM2の動きと米国大統領選翌年2月のパフォーマンスの悪さ、3月からの回復傾向を合わせて見ると、来月からの上昇はあり得ると思います。2025年の今年はビットコイン4年サイクルの最も上昇が見込める期間でもあります。

トランプのEU25%関税について
トランプは「EUは米国を困らせるために結成された」と非難し、EUからの輸入品に25%の関税を課すと警告しました。

この発言は水曜日に行われたトランプ2期目最初の閣議でされたもので、この閣議には政府支出削減の責任を任されているイーロン・マスク氏も出席。
トランプはEUへの関税計画について問われ「我々は決定を下した、近日中に発表する。一般的に言えば25%で、自動車やその他のすべての品目が対象となる」と発言しました。
欧州委員会は水曜日の夕方トランプ大統領が関税を課した場合、報復措置を取ると警告し、「EUは自由で公正な貿易に対する不当な障壁に対して断固として即座に対応する」と声明。
トランプ大統領は国境を越えた不法移民やフェンタニルの密売を抑制しようと、隣国カナダとメキシコに25%の関税を課す準備も進めています。
第2期初日から中国に加え、これら2カ国にも関税を課すと約束していたが、実際に発動したのは北京に対する措置のみでした。同日、カナダとメキシコへの関税は4月2日に発効すると述べ、来週発効予定だった関税の延期の可能性を示唆しています。
トランプ大統領のEUに対する関税発表は、マクロン大統領をホワイトハウスに招いてからわずか2日後に行われました。
英国のキール・スターマー首相は木曜日にワシントンでトランプ大統領と会談する予定。
大統領はどのような権限を用いるかを含め、EUに対する関税案について詳細を明らかにしませんでしたが、EUとの貿易関係に対する激しい攻撃を新たに始めました。EUと米国の貿易額は年間200兆円位に上りますので影響は甚大です。