米大統領選挙は現地時間の5日朝、日本時間の5日午後8時から各州で順次、投票が始まります。
・JPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーのストラテジスト(経済情勢等を分析し、投資に関するストラテジー(戦略)や方針を立案する立案者)は、トランプ氏が勝利し共和党が議会を制圧した後に経済成長率が改善する期待から、10年国債利回りが限定的に変動(極端に上昇し過ぎず、程よく上昇)すれば株式市場にとってプラスになると予想しています。
その場合、金融や工業などの株が上がるだろうと、モルガンは指摘しています。
モルガンチェース株価⇩
一方、関税に敏感な消費関連株(流通・小売・サービス業など消費者向けの事業を展開している企業の株式)は下落するだろうとも指摘されています。
モルガン・スタンレーはハリスが勝利した場合は、関税の影響を受ける消費関連株と再生可能エネルギー関連株が短期的に上昇する可能性があると記しています。
ハリス勝利のシナリオでは、金利の低下は住宅価格に敏感な消費関連株にも恩恵をもたらす可能性があるが、金融、工業、コモディティ価格に敏感な業界はパフォーマンスが低下する可能性があるとしています。
JPモルガンも株式投資家に対し債券市場を注意深く監視するよう呼びかけており、トランプが勝利すれば2016年の例に倣って株価は反射的に反発する可能性があるが、上昇が持続するかどうかは債券利回りの反応次第だろうと指摘しています。
ハリスが勝利すれば、法人税の動向をめぐる不確実性は短期的には高まるだろうが、中期的には関税リスクの減少により株式市場に交換される可能性があるとしています。
現在はどちらに転んでもおかしくないとメディアが一斉に報道している為、投資家は米国株を一部利確し様子を見ています。
ダウ⇩
S&P500⇩
ナスダック総合指数⇩
ビットコイン⇩
ビットコインは急騰した後に現在下落していますが、強いサポートで反発して下げチャネル内に戻らなそうな動きをしています。
私はトランプが勝利するだろうと見込んでいますが、前回の様に何が起きるかは蓋を開けてみるまで分かりません。大統領選が進み情勢が見えてくるにつれて相場はそれに合わせて動いてきますので、随時報告していきます。