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数年で発生した2682兆円もの富の消失は、中国の平均的な3人家族当たり約6万ドルの損失に相当し、中国の1人当たりGDPのほぼ5倍に相当するとバークレイズは指摘しています。(バークレイズ=ロンドンに本拠を置く国際金融グループ)
中国がこれまでに導入した景気刺激策は、住宅価格の下落を抑えるには十分ではありませんでした。ブルームバーグは中国の不動産市場には約6,000万戸の供給過剰があると推定しており、これは天文学的な数字です。
そんな中、人口は減り続け、国民の多くは既に不動産を複数所有し、価格がこれ以上下がる前に手放したいと願っています。
これは「中国株式市場が急落し、住宅販売業者はパニックになり始めている?」という動画ですが、結局は中国本土株の投資の主役である人民の資産の殆どが不動産な為に、不動産と中国株は深く結びついていて、どちらかだけを政策で無理に引き上げようとしても結局上手く行かないと言われています。
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その不動産も異常な数を過剰供給してしまい、これ以上まともな需要がありません。なので長期的には中国経済は詰んでいます。
ロイターやブルームバーグなどのメディアや、中国大本営発表では「中国不動産価格が底を打ちそうだ」と繰り返し報道されていますが、何の為にそんな嘘を付くのか理解できません。
約6,000万戸の空き物件をどうするつもりなんでしょうか・・・この整理をしなければ、日本の様にバブル後処理の失われた30年すら始まりませんね。