中国政府がブータン領土で谷や丘陵やプータンチベット密教の聖域を切り崩し、勝手に3つの村を建設しています。

 

衛星写真でその規模が明らかになってきました。

Photo Dmitry Romanovsky

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https://youtu.be/fJIcQkhKgng?si=3DCPU2YhqRIt-FqA

ブータンと中国政府の国境交渉が続いているにもかかわらず、中国による一方的な建設活動が行われブータン王室の先祖代々の土地が刻まれていっています。

ここ一か月の衛星画像では、ブータンの文化的に重要な地域であるBeyul Khenpajongの渓谷沿いに中国人が居住区を建設し、ブータン北東部を不法に侵食し続けている驚異的なペースが確認できました。

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Beyul Khenpajongの侵略され具合⇩

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中国政府はブータンとの国境交渉を続けているにもかかわらず建設を行っており、 Beyul Khenpajongと近隣のジャカルルン地域での建設の規模は、中国政府が土地を強奪しようとしている事を表しています。

衛星画像で解析をしたNDTVは、公開された中国のブータンでの建設活動の様子を「数百人が居住できる大規模な集落が建設された」と言っています。

NDTV は 200を超える建物をカウントしており、建設がまだ完了していないものを含めると、最終的な建物数はさらに多くなると指摘。

2020 年 11 月以降、中国がブータンで開発している飛び地を結ぶ重要な道路網を構築するために、Beyul Khenpajongは完全に改造され、谷や丘の斜面が削られました。

 

3つの村だけではなく「106マイル(170㎞位)の新しい道路、小規模水力発電所、2つの共産党行政センター、通信基地、災害救援施設、倉庫、軍事基地、最大6つの警備拠点と前哨基地もブータン領土内に建設したと報告されています。

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習近平国家主席による大規模な建設推進計画の一環として2015年以来、国際的にも歴史的にもブータン領土として認知されている土地に中国政府は大規模な建設を行なっています。

その目的は、中国政府がブータンの他の場所で望んでいる領土の割譲をブータン政府に強制し、インドとの闘争で中国政府が軍事的優位性を得る為だと言われています。

 

中国政府はブータン王家先祖代々の土地Beyulに町を建設していると報告されていますが、Beyulはチベット仏教で「第二の仏陀」とされるチベット密教の開祖パドマサンバヴァが、8世紀に霊的な避難所として指定した聖域です。

ベユルはチベット語で、物質的な世界と精神的な世界が重なり合う場所として知られています。仏教の経典によれば、ベユルは地球が滅亡に近づき、世界が精神的な修行をするには腐敗しすぎたときに発見されるといわれている場所です。

ここを破壊し占拠しています。

 

https://youtu.be/n9JnDyFBy0I?si=FfAG0ZvZqWPK0v0t

これが日本が領土問題において、中国に一切の妥協をしてはならない理由です。土地問題では中国には少しの隙も見せてはなりません。