インドのデリーで新年早々、与党関係者の乗った車が20歳の女性を轢いた後、車で12 キロ引き摺り回したひき逃げ事件が発生

 

 

野党は犯人の内の 1 人が与党インド人民党 (BJP) のメンバーであると主張し、政府と警察当局者が「この情報を故意に隠した」と騒いでおり、大規模デモに発展

2023.1.5

Photo shalender kumar

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首都デリーで、20 歳の女性が複数の男が運転する車に公道を 12 キロ以上引きずられその後死亡。大規模な抗議活動が発生しました。

被害者女性はイベントマネージャーで、元旦の早朝に仕事から戻る途中、スクーターで車と衝突したとの事。

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車に乗っていた5人の男性は「女性を引き摺り回していた事に気が付かなかった。」と供述しており、警察によると、5 人は事件当時酔っていた様です。

5 人の内の 1 人、Manoj Mittal はインド人民党 (BJP) に所属。インド最大の銀行インドステイト銀行の社員もいました。

警察によると、車に乗っていた5人の被告人は、女性をはねた後、自分達が女性の体を引き摺った事に気付かなかったと明らかにしたという。捜査関係者は「5人は車の窓を開け、大音量で音楽を流していたと言っている。女性が下敷きになったとき、運転中に衝撃を感じたはずだと尋ねると、「道が悪いから段差ができたと思った」と言う。

「事件の目撃者達の見方は異なる」

地元の菓子職人、ディーパック・ダヒヤは、事故と女性が車の下敷きになるのを目撃した。報道によると、彼は大声を出して止めるよう求めたが、彼らは止めなかったという。彼はまた、警察のコントロールルームに電話したが、彼らは彼の苦情に耳を傾けなかったとニュースチャンネルに語った。

彼は通信社ANIに「午前3時20分だった...店の外に立っていたら、100メートルほど離れた車両から大きな音が聞こえたんだ。さっきはタイヤのバーストだと思った。車が動いた途端、引きずられる死体が見えた。直ぐに警察に知らせた。」

「しばらくして車はUターンし、女性の遺体はまだ車の下敷きになったままだった」と言っています。ダヒヤによると、被告人は約4~5キロの道路をUターンしながら何度も走ったという。

別の目撃者である配達員は、運転手がカンジャワラ・ロードの警察のバリケードを見た後、車がUターンするのを見たとメディアに語った。

「私は注文を終えて、Maharaja Agrasen Chowkで、高速で走る車が私を倒しそうになりました。バリケードに気づいて車がUターンしたとき、車の後部に少女の頭部が見えました」と彼は言いました。

被害者の遺体が裸で非常に悪い状態で発見された後、彼女の母親は「単なる事故ではなく、彼女に何か悪いことが起きたのかもしれない」と主張し「これはどんな事故なのか 」と尋ねていますが、検死報告では彼女の陰部にけがが無かった為、レイプではないとされています。

彼女の親族の一人であるBrijesh Singh Chaurasia医師は「摩擦の為、彼女の皮膚は焼けただれていた。体には26か所の擦り傷があった。にじんで目立つ傷もある。肋骨は背中から露出し、両肺はほとんど投げ出されていた」と述べた。

この事件にしろ、もはやインドの日常とまで揶揄される様になっている(女性どころか)児童レイプに殺人の数々・・・いつまでも適切な対処を行わないのであれば、モディ政権にとってダメージとなる可能性を秘めているように見えます。