リップルXRPが凄まじい上昇を見せています。あっさりと2021年の高値(1.97ドル付近)を突破し、そのまま2.3ドルを超えて上昇。
ビットコインが落ち着いた値動きを見せている中、注目がXRPに集まっているのが分かります。
形成されようとしていた上昇チャネルライン(オレンジの上下のライン)を更に上抜けてきました。買いが強過ぎます。
2021年の高値1.97ドルは意識されていましたが、数回のチャレンジで上抜けに成功しています。
その後、昨夜のアメリカタイムに急騰。
XRPの急成長を支えているファンダは複数あり、特に暗号資産決済市場での役割(リップル社の新ステーブルコイン「RLUSD」をニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が承認に向けた最終段階に入っている)が注目されていますが、これが機関投資家の関心を引きつけ、長期的な成長見通しを強化している様です。
リップル社は、12月4日を目処にRLUSDの運用を開始する見込みで、今回の承認により、厳格な規制で知られるニューヨークのデジタル金融市場への参入を果たします。
新たなステーブルコイン「RLUSD」は米ドルと価値が連動し、リップルが抱える価格変動や法的リスクを回避できる、安定度の高い決済手段として期待されています。要はテザーのXRP版が出るって事。
テザー(USDT)はビットコインが成長する為に欠かせない(ビットコイン価格が下がった時の避難場所)ものですからね。
注意点もあります。
XRP建てと米ドル建ての未決済建玉を合算すると、20億枚の先物ポジションが存在し、過去最高水準を超えている事です。
こうしたファンダに期待が集まりあまりにもハイレバのロングポジションがXRPに集まっている事が注意点です。
ハイレバのロングポジションは何かの拍子に一気に利確され相場を崩しますからね。
レバロングが急増した事で、重要な価格帯を上抜けてくれたので、それは有り難いのですがその分の急落もあり得ると念頭に置いておきましょう。少なくとも上値は軽くなりました。
XRPを取り巻くファンダは良好です。SEC委員長ゲンスラーが1月に退任する準備を進める中、仮想通貨業界では楽観論が高まっています。
ゲンスラーの後任が仮想通貨に対してより好意的な姿勢を取る人事になると多くの人が予想しています。
米国の予測市場プラットフォームであるカルシ(Kalshi)では、SECの元委員、ポール・アトキンス氏が同局のトップに就任する最有力候補だとし、その可能性は60%になっています。
バイナンスUSの元CEO、ブライアン・ブルックス氏は20%の確率で大きく引き離されて2位となっています。 ポール・アトキンス氏がSECトップ就任が実現すれば、仮想通貨規制アプローチの転換を示すことになり、仮想通貨業界に利益を齎す可能性があります。
この人事を受けてXRPをはじめ、ビットコインや他のアルトも上昇するでしょう。