香港不動産市場全体で価格低下が続き、取引量も33年ぶりの低水準に

2024.1.9 jet dela cruz

· China News

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2024年1月4日、香港の不動産価格を追跡するCentaline Propertyは調査レポートを発表し、2023年の香港不動産市場の取引件数は33年ぶりの低水準となり、不動産市場は深刻な状態になっていると報告しました。

調査報告書によると、2023年度の香港での不動産売買契約登録件数(住宅、駐車場、商業・工業用物件を含む)は5万8023件で、Centalineが1991年にデータを取り始めて以来最低の水準となった様です。

香港での不動産取引額は2013年以来10年ぶりの低水準、中古住宅物件の年間販売件数は28年ぶりの低水準となりました。

Centaline Propertyのリサーチ部門は香港不動産業界低迷の原因は2023年の金利上昇と、地域経済の減速が不動産市場の低迷に影響を与えたからだと言っています。

香港の不動産市場は2024年も引き続き制約を受けると予想されています。

モルガン・スタンレーは1月5日、香港の不動産セクターに関する調査報告書を発表し、2023年後半、高金利とマクロ経済の弱体化により香港の不動産市場は減速。それは2024年も続き、更には住宅不動産価格は10%下落、店舗賃料は3%上昇、オフィス賃料は5%下落すると推定しています。

 

中国人も警戒しています⇩

香港不動産市場の値下げが続く 取引量は33年ぶりの低水準に

【香港楼市降价潮持续 交易量创33年来新低】 https://www.bilibili.com/video/BV1mi4y1q7ng/?share_source=copy_web

 

中華人民共和国香港特別行政区の 実質住宅価格指数推移⇩

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2010年頃から急速に成長してきた香港不動産市場ですが、このままいくと2010年以前に戻っていくかもしれませんね。