ドル円や為替って聞くとなんか難しく聞こえて皆さん耳を閉ざしがちですが、実際は簡単な話でその仕組みを知れば知る程、面白くなります。
円安は良く話題になりますが、現在の円安は日本国内のインフレにつながる(外国からの輸入価格が上がります)ので毎日のように騒がれています。
https://youtu.be/Hz88oJqmS38?si=YYjO2igyNVmZKZjs
円安や円高への方向性は米国FRBの動向に強く影響されています。
そのFRBは国内経済の様子を見ながら、為替に強く影響を与える利上げ・利下げをコントロールしています。
その為に、数日前の様に月次米国内消費者物価指数(CPI)が悪化するか改善するかという数値発表がある度にドル円も大きく動きます。
参考:二日前の米国労働統計局・消費者物価指数発表公式ページ⇩
上の表を見て貰うと分かる様に、消費者物価指数が去年末から見て初めてマイナスとなりました。
米国6月CPIの下振れを受けてすぐにFRBが9月に利下げを実行するとマーケットは見始めました。
米国でのインフレ率が改善するとFRBが利下げを行う方向に傾き、ドルが売られ、円が買われ円高になります。
発表は毎週決まった時間に行われ、その都度、円の為替レートも発表に合わせて急激に変化します。
これはCPI発表があった直後のドル円1分足です。なんと30分程度で161.5円位から157.5円と4円も円高になっています。
★流石にコレは下げ過ぎですので、財務省の神田財務官がCPI発表に乗じて為替介入した説が濃厚です笑
https://youtu.be/2w-mm_d3nqA?si=FPmb4Y6cRttFIE3D
凄く普段の私達の生活とは遠い話に聞こえるかもしれませんが、これが直接私達の生活に影響しています。例えばスーパーの商品一つとっても為替の影響を受けています。
円安になれば、燃料や原材料の輸入価格が上昇しスーパーの商品価格も上昇します。
こうした動きを視覚的にリアルタイムで把握する為に重要なのがドル円チャートです。
現在、どの様に円の価値が動いているのかその場で確認出来る為に、報道に頼らなくてもあなた自身が常時、通貨の様子を把握できるようになります。
ドル円の値動きとしては、水色のラインで下げ止まっているのが分かりますね。
これは月足レベルで機能しているレジスタンスラインです。現在ここをサポートにしてドル円が下落(円高方向)するのが防がれています。
チャートで値動きを観察していると、現在の円価格の座標というか位置が分かります。
なので、報道やネットで日本がハイパーインフレで終わるとか煽られる事がよくありますが、これらが実際の値動きとかけ離れた政治的な煽りである事も判断できるようになります。
例えば円安を利用した過剰な岸田政権批判や、何らかの商品を売りたいための煽りであるとか。
円の価値とは我々の預金の価値そのものですから、その動きは把握しておくと良いですね。