ロシア軍はこれに先立ち、ウクライナのドネツク、ルハンスク、ヘルソン、ザポリジャー地域の一部で、茶番劇的な投票を行い賛成最大99%でロシアへの加盟に圧倒的な票を得たと主張しています。
それを根拠に併合を宣言しています。
実態としては、ワーグナーやロシア軍が住人の隣でアサルトライフルを構えて賛成と記載させるなど、選択の余地はありません。日本人や欧米が考えている投票とはかけ離れたものです。
日本人の常識で考えないほうが良い。
余った投票用紙は賛成票とカウントするとかギャグにも程がありますね。
米国政府はこのロシアの領土略奪行為について公式発表をしています。
ウクライナでのロシアの偽の国民投票に対するブリンケン国務長官の声明⇩
クレムリンの偽の住民投票は、ウクライナから土地奪取を行うための「手段のひとつ」だということは誰の目にも明らかである。
はっきり言えば、この結果はモスクワによって捏造された作られたものであり、ウクライナの人々の意思を反映したものではない。
米国は、このような見せかけの住民投票やロシアによるウクライナ領土の併合の正当性や結果を認めないし、今後も認めることはないだろう。
ロシアの代理人によって行われたこの見世物は非合法であり、国際法に違反する。 国際平和と安全の原則に対する冒涜である。
ロシアは、占領した地域の住民の多くを逃亡させ、残ったウクライナ国民に、身の危険と愛する人の安全を脅かしながら、銃を突きつけて投票することを強要している。
ウクライナの人々は、自由で民主的な未来を望んでいることを一貫して表明してきた。
彼らは自分たちの国が独立し、主権を維持することを望んでいる。
彼らの兵士たちは勇敢に戦い、ウクライナのロシア支配地域または占領地域の市民は、国際的に認められたウクライナの国境を力づくで変えようとするモスクワの努力に抵抗している。
米国と我々の同盟国およびパートナーは、ロシアの侵略から自国の領土を守るために戦うウクライナを引き続き支援する。
我々は、国際的に認められた国境内におけるウクライナの統一、主権、独立、領土の完全性を心から支持する。