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⇧スエズ運河を通過する貿易量グラフとして紹介されていたもの。
・スエズ運河の通航量は、フーシ派がアデン湾と紅海で商船を 攻撃し始めた11月末に比べ、34%減少していることが、ロイド・リス ト・インテリジェンスのデータから明らかに。
・1月14日までの7日間で10,000トン以上の貨 物を積んだ船舶のスエズ運河通行は約290隻で、11月26日までの1 週間では440隻でした。
・船種別では、液化天然ガス運搬船と液化石油ガス運搬船の落ち込みが最も大きくなっています。LNG船は11月下旬の20隻に対し、先週は6隻が通過。
フーシ派がミサイルやドローンによる攻撃を強化したため、12月25日から31日にかけて前週の25隻から7隻に減少しています。
スエズ運河の通行量(船舶数別)
フーシ派は第46週末から船舶攻撃を開始しています。
・フーシ派を避けるために船が喜望峰ルートへ迂回し運河の交通量が激減することで、2023年6月30日終了会計年度に94億ドルの収入を報告したスエズ運河管理局の収入も減少します。エジプト政府も迷惑な話です。
・国際エネルギー機関はスエズ運河を通る石油貿易の流れ(2023年には日量780万バレルと推定される)は、現在の傾向に基づいて今月末までに3分の2減少すると推定しました。
先週のコンテナ船運賃の大幅上昇を受けて、川崎汽船の株価は大幅上昇。
上海発のコンテナ船スポット運賃SCFIが1月二週目に2206.03となり、前週末比で16%強上昇。年間契約運賃が反映されている中国発のコンテナ船運賃CCFIも、1月2週目は1140.31で前週末比21%強の上昇。
こうした指標に連動し海運株が急上昇しています。