WHOが先月末の5/30に北朝鮮をWHO執行理事会メンバーに選出する暴挙に出ました

 

国連制裁を無視し、北朝鮮が予告通り5/31に軍事偵察衛星の打ち上げを行い世界から非難されている最中、WHOはこの決定を強行

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https://youtu.be/dmJ0d11moHg

この件について詳細を見ていきます。

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北朝鮮が世界保健機関(WHO)の執行委員に選出され、北朝鮮保健省のパク・ジョンミン博士は、2026年までの任期でWHOの執行委員となりました。

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ジュネーブにある独立系非政府人権団体UN Watchは、自国民を飢えさせ核兵器で世界を脅かす為に数十億ドルを費やしている北朝鮮が世界保健機関(WHO)の執行役員に選出されるのはどう考えてもおかしい、と非難しています。(当たり前ですね)

https://youtu.be/AKdU0Ln6cHU

UN Watchのエグゼクティブ・ディレクター、ノイアー氏は「これは、世界で最も恐ろしい政権のひとつが、ヘルスケアのグローバル・ガバナンスの基準と規範を設定し実施するグループの一員となった事を意味します。北朝鮮が得た執行理事会の席は、WHOの6人の地域理事の任命、そして現在2期目の任期を終えたテドロス事務局長の後任を決める裁量を北朝鮮に与える。

国連から北朝鮮政権への正しいシグナルは、国際刑事裁判所への付託と、金正恩の人道に対する凶悪犯罪の調査・訴追を求める事であり、グローバルヘルスの基準を定める組織への選出ではありません」と言っています。まさにその通り。

また、北朝鮮は少なくとも今後3年間はWHOの理事会の一員であり続け、現在の北朝鮮の最高指導者である金正恩がWHOの機関や政策に影響を与える事ができるようになると付け加えた。

UN Watchは、スイスジュネーブに本部を置く非政府組織で、国連憲章の基準で国連のパフォーマンスを監視することを任務としています。伝説的な公民権運動家であるモリス・B・エイブラム氏(元国連ジュネーブ常駐代表)によって1993年に設立され、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特別協議資格を持つ認定NGOとして、また国連広報局(DPI)の準NGOとして、国連に積極的に参加している組織の事です。

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北朝鮮の執行理事会選出は無記名投票で行われました。

123カ国が賛成、13カ国が棄権、6カ国が無効票を投じ、35カ国が欠席したとの事。通常、選挙は合議制だが、ロシアがウクライナの執行理事会選出への推薦に異議を唱えた為、投票が実施された様です。

信じられない結果ですね。

この決定に対して韓国政府は、北朝鮮がWHOや国連の政策を無視してきた歴史を挙げて批判を浴びせました。

韓国外務省と保健省は、今回の決定について「国連安全保障理事会の決議に反し、国連の権威を無視し続けている北朝鮮が、国連が追求する国際規範を遵守し、世界の健康増進に貢献すべきWHO理事の基準を満たしているか疑問である」と声明を出し反対しています。

今回のWHO北朝鮮執行理事会メンバー選出が行われた5月30日の直前、5月29日に北朝鮮は5月31日から6月11日の間に、「衛星」と称する弾道ミサイルを発射する事を日本などに通報しています。

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これを受け、岸田首相は首相官邸で記者団に「衛星と称したとしても弾道ミサイル技術を用いた発射は安保理決議違反であり、国民の安全に関わる重大な問題だ」と強調。

浜田防衛相は29日、沖縄県に展開する自衛隊の部隊などに同日から6月11日までの期間で「破壊措置行動命令」まで発出しています。

その後、北朝鮮は31日に軍事偵察衛星を打ち上げ、これを受け、国連の安全保障理事会は6月2日、緊急会合を開いています。

https://youtu.be/g9l87Ldlffc

WHOはこの様な状態の最中、北朝鮮をWHOの執行理事会メンバーに。。。どう考えてもおかしいですよね。

最近の北朝鮮の様子

ミサイルを飛ばす事ばかりに執着し国民を顧みない北朝鮮では深刻な食糧危機が発生し、餓死者が過去1年間で3倍に増えました。

韓国の国家情報院は、北朝鮮で深刻な食糧危機が発生し、飢饉による死者、犯罪や自殺が増加していると報告しています。

国家情報院の劉相凡(ユ・サンボム)事務局長は、平壌でトウモロコシと米の価格が大幅に上昇していることを指摘し、昨年第1四半期に比べ、北朝鮮でのトウモロコシの価格は60%、米の価格は30%上昇したと指摘しています。これは、金正恩が政権に就いてから最も高い水準となり、北朝鮮では餓死者が前年比3倍になっている。

これが凶悪犯罪や強盗の増加など、他の社会問題の増加に繋がっていると見られ、北朝鮮での暴力犯罪の件数が前年の3倍の300件に達し、個人の財産の略奪も大幅に増加したと発表しています。また、自殺者数も前年度に比べ40%増加しています。

犯罪や自殺者の増加に対し、北朝鮮の指導者である金正恩は「国と党に対する反逆とみなす」と表明。これ以上の自殺を防ぐ為、首都圏の政府関係者と学生が黄海道に派遣された様子。

 

北朝鮮がロシアに軍事物資を提供

ロシアは国際密輸ルート経由で、11月2日の両国間の貨物列車運行再開までの間に北朝鮮から砲弾、ロケット弾やミサイル、対空砲弾、航空機用の弾薬などの大量の軍事物資を受け取っていると伝えられています。

https://youtu.be/evKQqGhyD2Y

北朝鮮は様々な小火器、軍服、労働者(兵士や警察を含む)をロシアに提供してもいる様です。

 

北朝鮮での人権状況

現在、北朝鮮が世界で最も「奴隷の状態」に置かれている人の割合が高く、5年前の調査から世界的に「悪化」していると「2023 Global Slavery Index」が発表しています。

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最近発表されたこの報告書によると、2021年には世界では推定5000万人が「現代奴隷の状態で生活」しており、この問題が前回測定された2016年に比べて1000万人増加しています。

人権慈善団体Walk Freeがまとめたこの報告書は、現代の奴隷制を「強制労働、強制結婚または奴隷結婚、債務束縛、強制的な商業的性的搾取、人身売買、奴隷的行為、子どもの売買と搾取」を包含するものとして定義しています。

奴隷制の基本原則は「人の自由を組織的に奪うこと」であり、労働を受け入れるか否かの権利から、結婚するかどうか、いつ、誰と結婚するかを決める自由まで含まれます。

報告書によると、この基準に照らし合わせると、閉鎖的で権威主義的な北朝鮮は、現代奴隷制度の普及率が最も高い(人口1,000人あたり104.6人)事が判明しました。(分かり切っている事ですけどね)

 

北朝鮮「放射能汚染松茸」輸出

ソウルの人権団体TJWGが今年2月、北朝鮮の地下核実験場から地下水を通じて拡散した放射性物質に数万人の北朝鮮国民と韓国、日本、中国の人々が曝されている可能性があると報告。

豊渓里核実験場付近で生産された農水産物の密輸・流通で隣接している韓国と中国、日本まで被爆していると発表しました。

韓国が注目しているのは「特産物密輸」による被爆の懸念です。
放射性物質にさらされた地下水で育った農水産物が世界中に流通し、松茸が代表的だと指摘がなされていました。

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まだまだありますが、ざっと見ただけでもこの様な酷い有様です。WHOは医療への攻撃は国際人道法違反だとして糾弾していますが、今回WHOが執行役員としてWHOの組織運営に選出した北朝鮮は、まさに国際人道法違反を犯している国です。

WHOは、昨年2月のロシア連邦によるウクライナ侵攻以来、ウクライナでの医療機関への攻撃が1000件以上あったことを確認しており、これは人道的緊急事態においてWHOがこれまでに記録した中で最多であるとしています。ロシアの侵略により、何万人もの人々の医療へのアクセスが妨げられ、病気や死亡のリスクが高まっていると警告も出しています。

しかしながら、そのロシアのウクライナ侵略に弾薬などの大量の軍事物資を送り加担しているのが北朝鮮。

言っている事と、やっている事の整合性がまるで取れていない。こんな機関は不要だと思いますが、不思議な事にどの国からもまともに追及されないようです。

特に日本は北朝鮮から度重なるミサイル発射を受けており、WHOのこの様な状況を許しておいてはならないでしょう。

2022年度の北朝鮮のミサイル発射回数は過去最多の37回。

北朝鮮が執行役員としてWHOに在籍している2026年迄は、WHOへの資金提供を凍結し、パンデミック条約等の協議も停止した方が良いのではないでしょうか。

テキサス州のチップ・ロイ下院議員は「納税者は1セントもこのゴミ組織(WHO)に資金提供すべきじゃない」と言っています。

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