https://youtu.be/KlE7tF729W8
なんと南アフリカ政府はプーチン大統領が来日した場合、逮捕する事で合意しました。
南アフリカ政府はプーチン率いるロシア政府と比較的友好的な関係を続けてきましたから意外な展開です。
南アフリカ司法省はプーチン大統領に対する逮捕状を検察局長に請求したと、現地ニュースメディアNews24が裁判所による声明を引用して報道しました。
現地メディアによると・・・
金曜日、ハウテン州高等裁判所は南アフリカ法務省が月曜日にようやくプーチンへの逮捕状を国家検察局長(NDPP)に送った事を確認しました。
この逮捕状は7月17日に請求されたもので、ウクライナの子供達をロシアに不法送還した罪に問われているプーチン大統領に対する国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状を南アフリカの法務省に渡してから2ヶ月後の事でした。
アフリカ検察はプーチンが8月にヨハネスブルグで開催されるBRICSサミットの為に南アフリカに渡航した場合、プーチンを逮捕するよう政府に強制する為に裁判所に出向いていました。
南ア当局が7月19日、プーチン大統領は今回のサミットに出席しないと発表した後、南アフリカ野党民主同盟は、プーチン大統領が同国に到着した場合はいつでも逮捕するよう政府に命じるよう裁判所に求め、News24によると、南アフリカ政府はこの要求に同意したとの事です。
南アフリカ民主同盟はこれを勝利であるとする声明を発表しました。
(☝こちらは野党の勝利宣言。南アフリカ大統領はずっと親露で、野党、裁判所は常識的という話です)
南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領は4月下旬、国際刑事裁判所(ICC)が一部の国(ロシア)に対して不公平な扱い をしていると主張し、南アフリカは国際刑事裁判所の管轄権から脱退すると発言しましたが、その2日後、当局は大統領の発言を "見当違いのコメント "として否定しました。
結局、南アフリカ大統領は7月、ICCとの約束を守れという野党の要求に対して、そんな事をすればロシアがプーチン大統領の逮捕を宣戦布告とみなすと警告しているから無理やと反論しました(クレムリンはこれを否定)。
シリル・ラマポーザ大統領事務所は7月19日、プーチンはBRICSサミットの為に南アフリカに来ず、ロシア代表団はセルゲイ・ラブロフ外相が率いる事になるだろうと発表しています。