日銀利上げ発表に合わせるかのように日経平均が暴落し話題になっています。
その原因について見ていきましょう。
・円安を抑える為と日銀が利上げ。
日銀は政府高官らが超金融緩和政策を解消し、円安を食い止めるよう圧力をかけた後、政策金利を従来の0.1％から2008年後半のサブプライムローン危機以来の高水準となる0.25％に引き上げ、月額６兆円の国債購入プログラムを２０２６年春までに約３兆円に縮小すると発表。
ＵＢＳのアナリストらはこの決定について、日本人の消費が下がっているのに、それを無視して行動した事は非常に残念だと危惧しています。
この流れを受けて、日経の取引高の半分を占める外国人投資家が日経銘柄を利確し、投げ売り開始。信用取引でロングポジションを持っていた個人もたまらずロングポジションを解除。この流れを読んでいる投資家がそこへショート。
日経先物がアメリカタイムで暴落し、日経も8/2寄り付きから暴落してスタート。中々の下げっぷりで、5％近く昨日から下げています。
現在は去年まで続いていたチャネルライン上側（太い白い線で表示）で下げ止まっています。ここを下抜けされるとマズイです。その場合は最悪30000円まで落ちる事を想定しています。
そこまで行くと、新ＮＩＳＡを国民に政府は推奨した事もあり、政治的にも中々に悲惨な展開になりそうです。
急激な円高に向かった事による輸出銘柄下落
ここまで日経上昇を牽引してきた輸出銘柄ですが、日銀の利上げによる急激な円高シフトを警戒され一気に売られ始めています。
⇧上位輸出銘柄です。軒並み5％近く下げ、これが日経が5％近く下落した主要な要因となっています。
若干売られ過ぎですね。
ドル円は現在149円にまで下落。今年二月の水準にまで落ちてきました。
現在は非常に強力なサポートライン（水色）で下落が止まっています。
ここを下抜けすると140円程度までの下落を見込んでいます。
その場合、トヨタを筆頭に輸出関連銘柄への売りが止まりずらいので、日経も更に下落すると思われます。
ここは日銀が急激なマーケットの環境変化を和らげると何らかのアナウンスをして落ち着かせないと、しばらくこの状態が続くかもしれません。
また、別の要因としては、昨夜の22：30過ぎの日経平均先物の下落については、22：30に米国で発表されたＩＳＭ製造業景況指数の8か月ぶりの大幅な悪化が影響しています。
これを受けて、今日の寄り付きから日経も更に下げています。
この先の日経平均の価格推移としては35500付近でサポートに当たり下げ止まり、そこから一度反発を見込んでいます。
