https://youtu.be/8Qqs4ZAFZg4
車両への放火、建物の損壊、警察署の襲撃......今週月曜日(7月3日)までに記録された物的被害は非常に大きく、フランス政府は今回の暴動による物的損害の査定を開始。
初期評価によると、いくつかの数値は2005年パリ郊外暴動事件を上回っている様です。
6月27日の夜から7月3日の夜にかけて、内務省は11,113件のゴミ箱の火災と5,662件の自動車火災を記録した。また、1,059棟の建物が燃やされたり、損壊されたりした。
https://youtu.be/8p0dPjRI_94
ル・パリジャン誌では、暴動による企業の損害を10億ユーロ以上(今日のレートで1580億円位)と見積られています。
わずか1週間で、この数字は18年前の2005年パリ郊外暴動事件の数字に迫り、フランスにおける暴力の過剰さを表している。2005年パリ郊外暴動事件について全国都市評議会が発表した2006年の報告書によれば、当時、10,346台の車両が放火され、233の公共建築物と74の民間建築物を含む307棟の建物が被害を受けました。
日曜日の朝までの5晩で、ボーヴォー広場では、約5000台の車両が放火され、1万個のゴミ箱が燃やされ、約1000棟の建物が焼失または損壊し、警察署や憲兵隊が250回近く襲撃されました。
黒 2005年パリ郊外暴動 赤 2023年暴動⇩
今回の暴動では国や自治体の警察署などに対する襲撃の増加が顕著だったようです。内務省によると、今回254ヵ所の警察署が襲撃されています。
今回の暴動には45,000人の警察官と国家憲兵が動員されていますが、内務省の発表によればこのうち治安部隊員722人が負傷。
2005年には、11,000人強の警察官がフランス全土に配置されていました。
6月27日から7月3日の間に合計3,354人が逮捕され、この間に35人の消防士が負傷しました。ル・フィガロ紙によると、2005年には6,000人以上が逮捕されています。
内務省が毎日発表しているデータによると、暴動が発生してから今週月曜日までに、フランスでは暴徒と警察との衝突で3,243人が逮捕されています。
月曜日にジェラルド・ダルマナン内相は「この3200人のうち60%は犯罪歴がなく、警察が把握していない人物だった」「一度も警察のチェックを受けた事がない人々だ」と述べている。
逮捕者数の推移⇩ 7/1が最も多くなっています。
略奪され放火された店舗はどの様な状況でしょうか?
暴動により、店舗やレストランを含む1,059棟の建物が焼失・損壊。これを受け、都市部での暴動の影響を受けた企業は、従業員を保護する為に様々な対策を講じるようになったとの事。
家電製品・衣料品・靴の販売店、レストラン、スーパーマーケットなどが被害に遭っており、仕事ができなくなっている従業員もいます。
マクドナルドは「4店舗が全壊し、約15店舗が大きな被害を受けた」と発表。
「暴動の影響を受けた店舗では、店舗経営者はスタッフが近隣の他の店舗で仕事を続けられるよう可能な限りの努力をしている。それが不可能な場合、あるいは従業員が希望しない場合は、短時間勤務でカバーする」とマクドナルドは言っている様です。
200以上の企業が完全に略奪され、300の銀行支店が破壊され、250のタバコ屋が被害を受けました。レジは盗まれ、すべてを破壊する為に火をつけられました。
暴動の様子
先週金曜の夕方、カヌビエール通りにあるCaisse d'Épargne銀行が襲撃。香水と美容用品の店「セフォラ」も同様で、黒い服を着てフードをかぶった男達に略奪されました。銃砲店も略奪されライフル7丁が盗難。
暴徒がヴァル=ド=マルヌ警察署を襲撃
ボルドーで通行人が襲われる
フステリー通りを歩いていた男性が3人組に襲われ、うち2人は拳銃、3人目はサーベルを持っていた。加害者達は被害者をブルゴーニュ門まで追いかけ、そこでサーベルで胴と大腿部を二回ずつ切りつけました。加害者達は車で逃走。
重傷を負ったボルドー地方在住の50代の男性は、救急隊によって手当てを受け病院に搬送された。殺人未遂事件として捜査を開始したボルドー副検事によれば、彼の命に危険はない様子。
メッスのメディア図書館が放火され図書館は焼け落ちていました。
https://www.tiktok.com/@romino_1/video/7250773162617507099
リヨン:略奪された店舗
リヨンではフードをかぶった若者、花火や鉄棒で武装した若者のグループが、長時間に渡り市内中心部で複数の店舗を略奪し、ゴミに火をつけました。
サンテティエンヌの中心部で、数百人の若者(その多くはマスクを着けている)が店の窓を割り、衣料品、眼鏡、宝石店の中に侵入して略奪。
ガール県アレスの警察署が今週金曜夜、暴徒に襲撃され、建物を狙って迫撃砲の様に花火が発射される様子が確認できます。
アンジェ城を中心に広がる美しい街アンジェでは車両が炎上。ロズレ地区では、目出し帽をかぶった数十人の人物が撮影され、ショッピングセンターが略奪されたと伝えられています。
フランス北東部の河川港を抱え交通の要衝の町ストラスブールでは、午後にアップルストアが破壊された後、アール広場近くでパトカーが破損し、市内中心部のいくつかの衣料品店や靴店が略奪されました。
ストラスブール・オペラの入り口も破壊され、同オペラ座は金曜夜の公演の中止を発表。
https://youtu.be/Kglkwzu5qoc
ボルドー近郊のタランス地区で警察署が暴徒の標的となりました。
ドゥエーでカルフールシティのスーパーマーケットが略奪され、十数人が店に侵入するのが目撃されました。
「広場が燃えている」:ヴィルールバンヌで衝突が続く
ヴィルールバンヌでは衝突が続いており、グラン・クレマン広場が「燃えている」と警察官が現在現場に出動。オートバイ販売店が略奪され20台が盗まれた。
マルセイユでタバコ屋がバックホーローダーで襲撃される
金曜日の夜、ナンテールで黒焦げになったバスが撮影されました。
リヨンのデュシェール地区で暴徒らがAK47を発砲
暴徒はモンサン・アン・バルウルでバックホウで電柱を破壊
コロンブの町(オー・ド・セーヌ県)で暴力的な衝突が起きている。暴徒らは警察の動きを妨げる為に、トラックを燃やして道路に横付けした。
ショーレ市長の家が襲撃され略奪されました
逮捕者の中心が移民の10代の中高生。
長年の移民政策の失敗がこの惨状を生み出しました。我が国もこのフランスの状態を他山の石として、無闇な移民政策を今直ぐに改めるべきです。
一部の企業や政治家の利益の為に無闇な移民政策を進める道の行きつく先は、フランスのこの状態です。
この状況をよく表しているツイートがありました。
「フランスは第三世界を輸入し、第三世界になったのだ」
自民党と経団連も良くこの言葉を噛み締めてもらいたい。
優秀なイスラムの方からのアドバイス。
イマーム・タウィディ氏「フランスが安い労働力の為に、ムスリム国家から、彼ら(ムスリム国家)が監獄に入れてしまいたいゴミを入れてきた。イスラム過激主義者は仕事をしない。ただで富を手に入れて、金髪のフランス人女性と結婚することばかり考えている彼らが仕事したいはずがない。」
今回のフランス暴動については、日本の外務省も注意する様に呼び掛けています。
沈静化はしてきていますが、これからフランスに行かれる方はご注意を。