·
S&P500は4月中ずっとダラダラ下げていたんですが、やっと流れが変わったかのように見えます。
一時期750ドル付近まで下げて、半導体銘柄はもう終わるのではないかと言われていたNVIDIAは急激に復活して現在921ドル。
前回高値の973ドル付近を更新して、1000ドルを超えられるか注目しています。
米国株高に続いて日経先物も上げてきています。3月から続いてきた下げトレンドを抜けられそうな雰囲気。
ドル円は日本側の巧みな介入によって一時は151円台まで円高になりましたが、サポートで反発。再び上昇して現在154.5円付近まで来ています。
ここから更に介入して相場をコントロールするとすればチャネル上側の155.5付近(黄色い丸)で介入するのが効果的で、そこから円安の流れを作れると思われます。
ロンガーのメンタルも挫けるでしょう。
しかし、これを米財務省が牽制してきました。
イエレン財務長官は「各国政府による為替市場への介入は稀な状況でのみ容認される。全ての主要国に期待するのは、為替レートが市場で決定されるという事であり、これはG7のコミットメントでもある」と発言、日本は簡単に次の介入が出来なくなってしまいました。
元はと言えば、FRBがコロナ対策でむやみやたらにバラマキをしたり、アホなエネルギー政策(原油規制しエネルギーインフレ起こした)によってインフレ率が上がってしまい利上げをし始めたのが原因なので、酷い話です。
なので下げチャネルを維持し円安トレンドを守れるかに注目しています。155.5を上抜けされれば再び160円程度まで上昇する可能性が高く面倒な展開になります。
日本は米財務省を無視して行動すべきだと思いますがね。