ビットコインは10万ドルを上抜けれなかった事で利確が出てサポートを割り込み下落しています。
11月6日の大統領選後の上昇を支えていたのが緑の丸を付けたサポートラインです。これを割り込んだ後にこのラインはレジサポ反転してレジスタンスとして機能していました。
それでもこのラインを挟んで上昇を続けていましたが、10万ドル上抜けが出来なかった事で失速し、昨夜から5%程度の下落をしています。
昨夜の23時15分辺りで20日移動平均線が50.100.200日移動平均線をデッドクロス(45分足)してしまう程の売りが来た事で、弱いサポートライン(オレンジの線)を下抜けして下げて来ています。
ここを下抜けたので下落を止められる明確なサポートはもうありません。最悪、84000ドル付近もあるかと見込んでいます。
現在は黄色い丸を付けた水平線(93250ドル)で下げ止まり攻防が続いています。ここで踏み止まり、この水準と10万ドルとの間でレンジに入ってくれる事に期待したい所。
4時間足での様子⇩
日足⇩
昨夜の急落は特に目立った悪材料が出た訳ではなく、テクニカル的な原因が起こしたものだと思われます。
ファンダとしては良い材料が日々出てきていますので、それらによって90000ドルを下抜けない水準で底固めが済み、再度上昇が始まる展開に期待したい所。
先ずは悪いファンダから紹介。
ビットコインが今年11月に10万ドルに達する確率が人気の賭博プラットフォームPolymarketで33%に 急落。
比較すると、僅か3日前にはビットコインが10万ドルに達する可能性は90%ありました。
大統領選にも影響を大きく与えたポリマーケットのオッズですが、ビットコインの値動きにも若干の影響を与えている可能性があります。たまにチェックしておきましょう。
興味深い事に昨夜ビットコインが急落した23時にポリマーケットのオッズも急落しています。どちらが先か?(ビットコインの下落を見てオッズが下がったのか?値動きに合わせてオッズが変動しているだけなのか?)は詳しく見ていかないと分かりませんが、興味深い指標として活用できそうです。
良いファンダ
・マイクロストラテジーが先週54億ドル(8300億円位)分のビットコインを追加購入
・動画共有およびクラウドサービスプラットフォームのランブルは、新たな企業財務多様化戦略の一環として、余剰現金準備金の最大2,000万ドルをビットコインに投資する計画だと発表
・ウォール街がビットコイン金融商品の取り扱い拡大を加速
先週、ナスダックとニューヨーク証券取引所ではビットコインのオプション取引がついに開始され、CBOEグローバル・マーケットは12月2日に初の現金決済ビットコインETFオプションを上場する予定です。
この様な状況となっています。今は落ち着いて、しっかりと値動きを見ていきましょう。