ビットコインここ最近の動きから見ていきましょう。
・2024.2.7に年始から続いていた下落トレンドを抜けて上昇トレンド開始。
この10日続いた上昇トレンドで42900ドル位から52500ドル位へ18%程度上昇しました。
・2024.2.26にレンジを抜けて上昇トレンド開始。
3月5日で上昇トレンドが終わる迄の11日で51200ドル位から65400ドル位迄22%程度上昇。※このトレンドがブレイクした瞬間、突然65400ドルから57600ドルまで12%程度下落してマーケットを驚かせましたが、直ぐに戻しています。
・2024.3.7再び上昇トレンド開始。以前から警告していたラインに当たり遂に反落を開始する3月14日の73700ドルまで上昇しました。
この際は66500ドル位から73700ドル位迄7日で到達。上昇率は10%位です。
・2024.3.14から下落開始。半減期前の恒例の下げでもあります。
3.14に73700ドルから下落し始めたビットコインは3.20の60800ドルで下げ止まります。
6日で18%近く下落。
60800ドルで下げ止まったのは偶然ではありません。2024.2.7から始まった上昇トレンドのサポートラインに支えられて下げ止まりました。
赤丸の部分を見てください。このラインに支えられて反発しています。
サポートで反発し3.20の60800ドルから上昇開始。71700ドル付近まで戻していきますが、力尽きて上昇トレンドをブレイクしまいます。
・2024.3.30から再度下落開始。3.30の70000ドル付近から、4.2には64600ドル付近まで4日で8%近く下落。
3月後半で上昇しきれなかったのはレジスタンスラインが機能し始めたからだと思われます。
ここらで三角持ち合いが特に意識され始めていました。
※三角持ち合いって?
値動きの上昇・下落の値幅が徐々に狭まっていき、チャートの形が三角形になる値動きが「三角保ち合い」と呼ばれています。三角保ち合いが出来るとブレイクした方向に値動きが大きく動く習性があるとされています。
ビットコインは下抜けしてしまいましたが現在踏ん張っている状態。
今の所ビットコインは短期的な下降トレンドが続くと見立てており、上昇開始は半減期が訪れてからではないかと見ています。
ウォール街を始めとした大手金融機関によるビットコインETFへの資金流入が継続していますので、このまま下げるのは考え辛いです。
半減期は9日後の4月20日に予定されている様子。
コインマーケットキャップに半減期カウンターが付いているので見てみてください。
半減期までのあと9日でハードな下落が起きた場合は最大で52000ドル程度までの下落を想定しています。もう少しマイルドな見立ててで61000ドル程度です。
毎回半減期前には20%~30%の下落を見せているビットコインですが、今回、73000ドルから20%下落すると58400ドルです。30%だと51100ドル。上昇の為の溜めとでもいいましょうか。
勿論現在の資金流入の強さやショートの清算に助けられそのまま水色の矢印の様に上げて良く可能性もあります。
エリオット波動についてOANDAの解説⇩
2020年のケースでは2020年ビットコイン半減期以降、ビットコイン価格は約658%上昇しました。
勿論これは確定では断定できない事ですが、こうした傾向が強くあります。
これはあくまでシナリオの1つです。
その後のビットコインの動きを見てみると、サポートラインに張り付き再び三角持ち合いの中に戻すような動きを現在しています。
買いも相当強いので拮抗していますね。一見、このまま上に押しきれそうにも見えます。
しかしながら下落のサインも出ています。【上昇ウエッジ】です。
上昇ウェッジ?
上昇ウェッジは価格が拮抗している時に現れる弱気を示唆するパターンで、2本のラインの間で価格が行き来する際に形成されます。弱気のチャートパターンとされていますが、トレンドバイアス等の環境により、反転を示唆する場合と継続を示唆する場合の両方があります。上昇ウェッジが出現した場所に関わらず、このパターンは本質的に弱気であると解説されています。
下にブレイクするとこうなります⇩
逆に下降ウエッジは上昇のサインとされています。
その後、三角ウエッジを上抜け、三角持ち合いもそのまま上抜けたビットコインでしたが上げきれず再び下落。中々決着がつきませんね。
このまま上に抜けてくれた方が分かり易くて良かったですが、後9日どうなるのか読めない展開です。
ここからは最近から仮想通貨を持たれた方に向けての戦略ですが、半減期後にビットコインが本格上昇を始めた際にアルトを狙うタイミングについてです。
先ずはビットコイン上昇に伴いアルトコインはどの様な動きをしたのか見てみましょう。
ここまで紹介してきた値動きに合わせて観察します。
イーサリアム
・2024.2.6に年始から続いていた下落トレンドを抜けて上昇トレンド開始。
2024.2.6に2290ドル位でしたが、26日には3140ドル位へ27%程度上昇しました。ビットコインと同じタイミングで上昇を開始しましたが、より上昇率が高く直線的な上げ方をしています。
・2024.2.26から2024.3.7の上昇具合。
2.26に3140ドル位だったイーサリアムは3.7には3850ドル位迄上昇。18%位の上昇です。この期間ビットコインは22%程度上昇していますので、少し上昇率が鈍っています。
・2024.3.7再び上昇トレンド開始。ビットコインが遂に反落を開始する3月14日には4080ドルまで上昇しました。
この際は7日で3800ドル位から4080ドル位迄上げています。上昇率は7%位です。
・3.14に4000ドル位から下落し始めたイーサリアムはビットコインと同じく3.20の3060ドルで下げ止まります。
6日で24%近く下落。ビットコインが止まるのと同じタイミングで下げ止まっています。
3.20から3.30にかけて3060ドルから3670ドル位迄22%位戻していますが、こうした値動きをビットコインチャートと並べてみます⇩
上がイーサリアムで下がビットコインです。値幅は違うものの非常に近い値動きです。
・ビットコイン下落から少し遅れ、2024.4.1から再度下落開始。3650ドル付近から、4.2には3200ドル付近まで1日で13%近く下落。
現在はビットコインと同じくなんとも先行きが見えない状態になっています。
週足レベルで見てみると、イーサリアムはまだ2021年の高値に達しただけで、2022年の最高値には全然達していない事が分かります。
こうして見ると前回の週足での上昇トレンドが終わった場所、3450ドル付近は非常に重要な場所である事が分かりますね。現在はそれより高い位置をキープしています。
このまま横ばいで半減期迄推移し、そこから上昇してくれる事に期待したい所。
また、イーサリアムは週足でカップウイズハンドルを形成中のように見えます。
先ずはアルト代表格のイーサリアムのビットコインとの価格の連動性について見て頂きました。2020年ビットコインは半減期以降、約658%上昇していますので、今回も上昇幅の大きなアルトにビットコインが本格的な上昇相場に入ったのちにエントリーして放置する作戦を取ろうと思います。
その為にどんな有望銘柄があるのかチェックしていきましょう。
ここにDOGEやXRP、その他のアルトの値動きも追加で紹介していきます。
XRP(リップル)
2020年半減期後にどうなったか見てみましょう。
XRPは2020.5.12のビットコイン半減期後、0.2ドルから2021.4.14の1.9ドルまで上昇しました。9.5倍の上昇です。
かかった期間は11か月。2020年11月に0.7ドル位迄三倍程度上昇していますが、本格上昇は2021年3月からでした。
急騰を開始したのは丸を付けた場所(0.6ドル)です。丁度今のXRPの価格ですね。今から仕込んで待ち構えるのも十分ありだと思います。
最近のビットコインの値動きとの比較
XRP 2024.2.1から
ビットコイン
ほぼ同じリズムで動いているのが分かります。
DOGE(ドージコイン)
2020年半減期後の値動き
DOGEは2020.5.12のビットコイン半減期後、0.002ドルから2021.5.1には0.73ドルまで上昇しました。365倍という異常な上昇です。マスクが絡んでるのも影響してそうです。
かかった期間は1年。2021年2月に0.08ドル位迄、40倍程度上昇していますが、そこから対して下がる事は無く、本格上昇は2021年4月からでした。
現在価格は0.19ドル。半減期後のアノマリーが繰り返すのなら、まだまだ伸びしろ充分です。
最近のビットコインの値動きとの比較
DOGE 2024.2.1から
ビットコイン
DOGEの上昇率への期待値が大きいせいか、ビットコインよりも上への値動きが強いのが見て取れます。一度サポートを割って落ちてきて貰いたいですが、中々落ちてこないです。ある程度の所でエントリーして放置するのありかもしれません。
ADA(カルダノ)
ADAは2020.5.12のビットコイン半減期後、0.05ドルから2021.9.2には3.1ドルまで上昇しました。62倍の上昇です。仮に2020年の半減期に10万円分仕込んでいれば、620万になっています。
かかった期間は1年4か月。2021年5月に2.4ドル位迄、48倍程度上昇していますが、そこから急落後9月に最高値をつけています。
現在価格は0.58ドル。
最近のビットコインの値動きとの比較
ADA 2024.2.1から
ビットコイン
ADAは今の所ビットコインの値動きに見劣りします。しかしながら、前回の半減期後もビットコイン上昇に遅れて上昇していますので、油断できません。
上がADAで下がビットコインです。同時期の値動きを比較して見ると分かりますが、ADAは2021年に入る迄まともに動きませんでした。
他コインも追加していきます。
DOT(ポルカドット)
イーサリアムの共同創設者ギャビン・ウッド氏が手掛けるコインで、異なるブロックチェーン同士を中継して互換性を生み出す事ができる、オープンソースのブロックチェーンプロジェクトです。
ユーザーが容易に独自のブロックチェーンを構築できる点が特徴です。
2020年8月、0.0001ドルで上場した後、半減期の波に乗り、2021.5.18には0.001ドルまで上昇。10倍の上昇を9か月程度でしています。
半減期後に長期下げトレンドをトレンド転換し、2021年の再現が出来るかが見所です。
トレンドブレイクした際は注目してみましょう。
最近のビットコインの値動きとの比較
DOT 2024.2.1から
ビットコイン
なんと全く上昇に付いてこれていません。こりゃ厳しいかもしれませんね。
SOL
ブロックチェーンプラットフォームの1つソラナの基軸通貨である仮想通貨がSOLです。今年あっという間に仮想通貨時価総額ランキングで5位になった注目銘柄です。
2020年半減期後の値動き
2020年8月上場後、3.1ドルから2021.11.1には258ドルへ