投資のテクニカル分析とファンダメンタルって何の事?

 

 

ビットコインの週足チャートで何故これらが大事なのかをお見せします

 

Photo Shubham Dhage

· 投資
broken image

会員様や初心者向けにテクニカル解説をやって欲しいと言われ、最近Instagramのストーリーに流しておりますが(詳しくはハイライトをご覧下さい)分かり易い様にサイトにも残そうかと思います。

定義は広いのですが、テクニカルは基本はトレサポ、チャネル、ダウ、水平線等のチャートパターン分析です。ロウソク分析なんかもそうですね。逆三尊、Wボトム、カップウィズハンドルもテクニカルです。

要はチャートパターンや原理原則を活用したトレード。人間の心理を反映しています。

テクニカルは参加している投資家の心理を推し測り、この先の値動きを分析するもの。

ファンダメンタルズは決算や国の政策を元にその銘柄が置かれている環境認識です。

政治や国際情勢でのポジション取りをファンダ要因と言いますが、最近特に意識されてたのがFRBの利下げとか、円安誘導、ビットコインならブラックロック等のETF開始です。

環境を激変させるものと言えばイメージしやすいでしょうか。

中国からのサプライチェーン切り離しも、日本株に資金が流れ込むきっかけになったファンダですし、バフェットがBYDやTSMCを売ったのも地政学的なファンダです。

私のXのフォロワーさんは投資アカが多いのですが、それは私が海外ニュースを取り上げる際には、ファンダ要因として、そのニュースが株価に影響を与えるかもしれない点をなるべく意識して出すようにしているからです。

着物でテクニカル解説って新しいねって昨夜も友人から笑いながらメールがあったのですが、本物の金融屋、Instagram等で解説してる人なんていません。やる必要がないですからね。(Xには勿論優秀な方々沢山います)
それを良い事に見事に情弱層を取り込み詐欺師達が暴れているのもあり、流石にと思い(情弱層ばかりの)Instagramでまでテクニカル解説をやる事になりました。

チャート分析すら出来ない金融トレーダー?いませんいません。
テクニカル分析は現場でのリアルタイムの値動きを見せてこそ本物です。
昔から何度も言っていますが、情報商材屋ではなく、X等で本物を見ましょう。
ペラペラのスッカラカンだから上辺だけのキラキラに直ぐ騙されてしまうのですから。

自分でいきなり(正しい)情報は取りに行けない、自信がない。って方々の為に発信します。
私のオススメするアカウント(勿論ガチ勢のいるX)も見ておくと良いでしょう。

そして、昨夜ウォール街の友人と話していた時の話題ですが、このテクニカル分析の起源が日本人なのは皆さんご存知でしたか?

https://youtu.be/OKxfqSkdrdg?si=j7P5402MZ4-wTV5b

世界初の先物取引所は大阪堂島と言われ、ハーバードMBAのケーススタディにもなっていると聞きました。酒田五法が世界最初のテクニカル分析で日本人が始めたもの。

300年前にテクニカル分析やってた のは世界でも着物を着ていた日本人だけと思われますと。

堂島での米先物取引は旗振り通信により、京都には数分で届き、既にデイトレーダーが日本全国にいたのも間違いないそうです。

https://youtu.be/HkNjslbjBDA?si=RwbH8bkq__p4g_ZA

この旗降り通信をパクる者まで現れ、暗号化してパクられない様に江戸のトレーダーはしていたそうで、まるで現代の話みたいですよね。
https://www.hoxsin.co.jp/hadoutenbou/htm/candle/c3.htm

broken image

江戸時代から三尊などテクニカルが日本で生み出され、今や世界で活躍しているのですよ。面白いですねぇ。

 

テクニカルの1つ、トレンドラインの重要性をビットコインのチャートでお見せします

現在、過去最高値を上抜けバブル的に湧くビットコインですが、一部の方がもう下げると頑なに言っている根拠はなんでしょうか?

その1つが2017年から繰り返し重要な局面で、ビットコイン価格を跳ね返してきたラインですが、これをお見せします。

週足チャネルラインです。※対数チャートです。

broken image

これを見て貰うと、2017年から上下のチャネルと、センターにある価格の上下を妨げてきたトレンドラインがあるのが分かると思います。

上下のチャネルラインの値幅でずっと動いています。黄色い丸は上下チャネルラインで価格が反発した所。

白い丸はセンターのラインで価格が反発した所です。

このセンターのライン、2017年から繰り返し機能し、2019年には価格上昇を抑え、2021年には価格下落を跳ね返しているのが分かりますね。

トレンドラインを引ける事により、価格がどこで停滞したり跳ね返されたり、下げ止まったりするかを事前に把握する事が可能です。

現在、ビットコイン価格はセンターのラインに接近しており、ここで2019年の様に跳ね返されないかが注目ポイントです。

今ここまで勢いよく上げてきたビットコインがどうも上値が重い原因がコレかもしれません。

broken image

価格が止まったり動いたりする時には根拠があります。これはあくまで参考(実際にこのラインが今回機能するのか観察する必要があります)ですが、価格は今このセンターラインを警戒しているかもしれません。

ぶつかるのは75000ドル位です。

broken image

するっと上抜ければ問題なし。ぶつかり下げ始めればこいつが犯人です。

今からロングしようとしている方はちょっとこの辺りを警戒した方が良いですね。

 

2017年から遡って見て行きましょう

broken image

こちらが2017年~2020年にかけての状態です。注目すべきは2019年7月、上昇トレンドに乗っていたビットコインをセンターのトレンドラインが叩き落した事です。ビットコインはセンターより上に行けず下落していき、2020年3月にチャネルの下側で反発を始めています。

broken image

2020年3月から上昇を始めたビットコインは2021年4月チャネル上限に当たり反落。ここで注目なのは2021年7月、センターのラインに支えられ再度上を目指した事です。

2021年11月、再度チャネル上に迫りますが高値を切り下げ下落しました。

これにより目線が下になり、2022年2月からセンターのラインで反発するも今回は下抜けして下落していきました。

broken image

その後、2023年年始チャネル下側から上昇開始。しかし去年はFTX騒ぎやSECのバイナンス規制騒ぎなどが起こり、ファンダ要因でビットコインが秋まで上げ渋りました。その後ウォール街ビットコインETF開始に向けて盛り上がり、上昇のスピードが今年になってから加速しました。

そして今、センターのトレンドラインに接触しようとしています。

過去の反発から見て、ここで一度調整が入る可能性が高いと思われます。ただ、ウォール街参入など環境が以前と違い過ぎますのですんなりと突破する可能性はありますが、少し警戒をしています。

これが一部の方がもう下げると頑なに言っている理由の一つかもしれません。

いずれにしても、テクニカル分析が出来ると、過去の値動きを振り返り、現在にまで影響を及ぼしているラインを特定し、値下がりや値上がり(トレンドブレイクなど)を事前に察知する事が可能です。

その為価格が動き始める前に仕込み始めたり、値崩れした際にスピーディに売却が可能。

意味が分かれば、きっともっと相場が面白くなる筈です。

今回見せたビットコインのトレンドライン、取引所によって少し見え方が違いますが、マーケットに意識されている可能性があります。


BITSTAMP

broken image

BITFINEX

broken image

ビットコイン先物

broken image

ビットフライヤー ビットコインJPY

broken image

円建てだけなんかもうセンターライン上抜けしてるんですよね。円建てがビットコイン価格の先行指標って話が本当ならこれは良い事ですね。

この価格に突入した際にマーケットがどんな反応するか見てみましょう。

最後に現在のビットコインとセンターラインの様子。ビットコインはラインに張り付きシンプソンパターン(短期的な急落のサイン)を出しています。

こりゃやはり効いてますわ。

45分足⇩

broken image

効いているラインを発見できると、見てる景色が少し変わりますのでチャートを見るのが楽しくなりますからおススメです。

broken image

 

重要な事を書き漏らしていました。ここまで見てきたのは対数チャートです。

対数チャートは目盛の間隔を対数を使って調整したチャートです。

為替相場を週足や月足などで見る場合は、対数チャートを使う事が多いと言われていますが、その理由は長期間にわたる価格の変化を把握する為とされています。パーセンテージの変化を表示しています。

では通常チャートではどの様な状態になっているのかも見ていきましょう。

いずれにしても現在地にこのラインが影響する可能性があるのが分かります。

BITSTAMP通常週足

broken image

BTC INDEX通常週足

broken image

CoinBase通常週足

broken image

BITFINEX 通常週足

broken image

最後にビットフライヤー通常週足 ビットフライヤーはなんか異次元なんですよね💧

broken image
broken image

コインベース通常チャートでの直近でのライン付近での挙動⇩

broken image
broken image

効くかどうかじっくり観察しましょう。