香港市場全体の動きを表す香港ハンセン株価指数の下落ぶりが加速!
今日なんか急にガクッときてます。
おそらく理由は「習近平一強体制」完成マジかよ!?香港オワタ売りです。
習近平新指導部が10月23日に発足した事を受けて、24日に香港市場全体の動きを表す香港ハンセン指数が急落しました。
新指導部ではこれまで経済をコントロールしてきた李克强も外され、中国共産党第20代中央委員会の委員に選出されませんでした。
この為、今後更に習近平が企業に対して無茶するのではないかと外国人投資家中心に売りが膨らんだ様です。
結果としてハンセン指数は2009年4月以来、約13年半ぶりの安値を更新、下落率は08年11月以来のものとなりました。
中国共産党の経済を使った他国への侵略がきっかけで警戒され、世界の半導体産業からの切り離しが派手に行われているのはもうご存じかと思いますが、こうした流れがより一層加速すると思われます。
それは中国銘柄に反映されますので、日本の中国とつながりが深い大企業の銘柄にもやがて波及してくると思われます。
ここではそんな香港に上場している名だたる企業の株価の様子を少し覗いてみましょう。
まずは香港有数の財閥である李嘉誠の長江和記実業(ハチソンホールディングス)の株ですが、この調子です
コロナ前からなんだかんだで47%ダウン
李嘉誠ですら苦しそうですね。
これが李嘉誠のハチソンHDの公式ページです。
アジア太平洋地域最大の民間電力会社、中電控股(CLP)もここの所爆下げです。
CLPグループは1901年に香港で法人化された香港最大の電力会社。
現在、アジア太平洋地域の重要なエネルギー産業事業者の1つであり、その事業は中国本土、台湾、オーストラリア、インド、東南アジアにまで拡大している企業です。
https://www.clpgroup.com/zh_hk/index.html
今年五月から爆下げしており、33%株価ダウンです。
ちょっとおやおやってレベルです。
これが更に加速するとなると厳しいか。
お次はトランプ政権から目をつけられていたスパイ国営企業のチャイナユニコムですが・・・・・壊滅的。
制裁が始まった2018年から下がり始め、今では株価は当時の1/3になっています。
言わずと知れた百度(Baidu)はちょっと次元が違う下がり方を
今年9月頭から見せています。
145HKDから現在は78.8HKDまで45%近くナイアガラ。
10月19日くらいからの落ち方が半端ないです。
現在先週比マイナス12%越え。
そしてアリババ!
こちらも派手な下り坂です。
2020年10月から下げはじめ、二年間延々下げて290HKDから現在は61HKDとなりました。
なんと80%近く株価ダウン
最後に有名どころの平安保険。
こちらの会社はソフトバンク等日本企業とも合弁会社を作っており、知ってる方も多いかと思います。
塩野義製薬株式会社と合弁会社を作ったり、ツムラと戦略提携をしたり・・・
株価はどんなかと見た所・・・・おっと先週比マイナス11%と中々ハードな状態です。
去年1月には100HKDでしたが、そこから下げ続け今や32HKDに。
1/3となっております。
主要企業がこれですもん。そら香港ハンセン指数下がりますわ
香港に上場している中国主要企業の値動きは仮想通貨の値動きに似てますね。
経済が仮想通貨みたいなもんかw