「トランプ大統領がNATO加盟金を払わないNATO同盟国なんか攻撃してしまえ」とロシアをけし掛ける発言をしたとメディアが一斉に報道

 

実際は、トランプの発言の一部を切り取り大騒ぎするという、トランプ下げの印象操作報道でした

Photo Markus Spiske

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https://youtu.be/gj_Rig3SK7E?si=-0omA-z_J1epj2or

TBSは見出しで「ロシアに攻撃する様にけしかけた」と報道し、視聴者にトランプはとんでもない奴だという印象を植え付けていますが、実態はどうなんでしょうか?

CNNは直球で「トランプ前大統領、ロシアのNATO侵攻促す発言」と見出しを付けて報道しています。

流れとしては、サウスカロライナ州の選挙集会でトランプは「大統領在任中にNATO首脳に対し、NATO加盟金を滞納している加盟国については『(ロシアが)やりたい放題やる事を奨励する』と言った事がある」と語った様です。

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トランプは集会でこう振り返った。
「ある大国の大統領が『もし我々がNATO加盟金を払わずにロシアに攻撃されたら、それでも我々を守ってくれるのかい?』と言ったんだよ。
私は「君は滞納しているのか」と聞いた。
彼は『そうだ、加盟金を払わずに攻撃された場合についてだ』と言った。
「それなら、私は(ロシアに)やりたい放題することを奨励するだろう」と言って加盟金支払いをするよう脅迫してやった。

とこんな流れです。

つまり、メディアは「トランプがロシアに同盟国を攻撃を促している」と切り取り報道してますが、実際は例えばの話で加盟金支払いを要求しただけです。※言い方はトランプらしいというか、やり過ぎですが。

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トランプの今回の発言後、ドイツがNATO防衛にGDPの2%を支出すると発表

トランプのこの発言後の2月12日、ドイツのショルツ首相は「ドイツの防衛企業は政府の軍事支出拡大を期待していい、GDPの2%をNATO防衛に支出するという政府の約束は守られるだろう」と発表しました。

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ロイターはトランプがロシアの侵攻に対して、十分な防衛費を費やしていないNATO加盟国を米国が保護しない可能性を示唆した事を受け、ショルツ首相がこの発言をしたと報道しています。

 

 

トランプはメディアが大々的に切り取りキャンペーンを始めたことを受けて「正当な分担金を支払っていない国々に対し、払わないとアメリカからの軍事的保護を受けられなくなるから払わなければならない、と言ったらお金が集まった。」と反論。

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「米国が長年ツケを払ってきた後なのですっきりした。」と付け加えています。

長年NATO防衛費に非協力的だった国から取り立てたという面では、むしろ評価されるべきかもしれません。

 

2024大統領選挙でトランプの対抗候補としてメディアが推すニッキーヘイリー氏もNATO騒ぎに便乗しトランプを攻撃。しかし、恥ずかしいカウンターを食らってしまいました。

ヘイリーは昨日「NATOは75年にわたる成功物語だ。NATOのおかげでこの地域で戦争が起きたことはない。 ドナルド・トランプが同盟国よりもプーチンのような凶悪犯の味方をするのは大間違いであり、軍隊を危険な状況に置くことになる。」とツイート。

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こうしたヘイリーに対してトランプが反撃。

ニッキー・ヘイリーの不倫の証拠となる宣誓供述書が12日ネットにアップされ、トランプは「ヘイリーの旦那はどこにいったんだ?」とからかっています。

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これはヘイリーの不倫相手が裁判所に提出した書類ですが、「私はニッキーと浮気と知りながら肉体関係を持った男です」等と書かれています。

↓ ヘイリーの不倫相手ウィリアム・ランドルフ・フォークスの宣誓供述

・私は2007年年始から2008年3月まで、コミュニケーション・コンサルタントとして二ッキー・ヘイリー下院議員に雇用されていました。その間にヘイリー議員と私は、不適切な性的接触を多数含む肉体関係を持ちました。

・2007年初め最初にキスした後、ヘイリー議員は私をエミリー・ダグラス・パークの近隣センター裏の駐車場まで送ってくれ、約45分間駐車した。そこで私たちは彼女のキャデラックSUVのシートを後ろにずらしカーセックスをしました。

・この最初のロマンチックな出来事の後、ヘイリー議員と私は2007年の春に何度も逢瀬を重ねました。そのほとんどはコロンビアのダウンタウン、リー・ストリート2610番地にある私のアパートででした。

ヘイリーはアンチトランプでしたが、いざトランプが当選するとすっかり猫を被って国連大使に任命されて一応ごますりをしていました。トランプが再選目指すなら邪魔はしないと公言もしたのですが・・・今回はそれを全く裏切る行動を取ったので仁義が無いと批判されています。

民主党支持者からも献金されているので、共和党支持者から叩かれています。

こうした大統領選に向けてのある意味プロレスは恒例行事なのでイイんですが・・・メディアの下手な印象操作に乗っかって大騒ぎすると本人にとってブーメランになり易いので控えるべきでしたね。

 

トランプは中国政府の世界覇権に気が付くまでは、NATOを時代遅れの産物と呼んでいました。

「NATOは時代遅れであり、米国にとって不釣り合いなほど高価(そして不公平)であるという私の発言は、ようやく称賛を受けるようになった!」

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2017年に入りNATOに対する態度を軟化させ、トランプは自身の「NATOは時代遅れ」というコメントを反省しながらも、自分は正しかったと言っていました。また、この時期からNATOが「時代遅れ」であるとは言及せず、代わりにNATO加盟国に「ツケを払う」よう呼び掛け始めています。

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「Wow、NATOの最高司令官がNATO加盟国は必要な費用を支払わなければならないという私の意見に同意すると発表した。彼は私のお気に入りの将軍だよ」