ビットコイン今後の価格推移について

 

週足で暴騰サインのカップウィズハンドルが形成されている可能性

Photo Kanchanara

· 投資
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ビットコイン、過去最高値更新を巡り買いと売りが拮抗して注目されています。一昨日の夜1万ドル幅で暴落し、その後66000ドルまで戻したりと展開が早過ぎて一体これからどうなるのかさっぱり分からなくなってる方も多いと思います。

なので、ここではちょっとユニークな今後の価格推移の予想をご紹介します。

先日ご紹介した上昇サイン、カップウィズハンドルですが、ビットコインはもしかしたら週足でカップウィズハンドルを形成しかけてるかもしれません。

https://youtu.be/u38ldCw0CSo?si=oUAZpjeFfbXrtU_M

もしビットコインがカップウィズハンドルをこのまま完成させたらとんでもない価格までぶち上がる可能性があります。

というのも、過去にもビットコインは重要局面でカップウィズハンドルを形成して爆上げした事があるからです。

 

カップウイズハンドル

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取っ手付きのコーヒーカップのような形をしているのでパターン名がカップウィズハンドルです。

価格が上昇する場合のみ出現します。

これと現在のビットコイン週足のカタチを比べてみると・・・・⇩

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⇧⇩

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もしこれからこの形を作るのであれば、丁度過去最高値の69100位から下げ始め④の下げトレンドを作ります。

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下げ調整は最悪52500ドル位までの下落と言ったところでしょうか。そこまで下げない可能性もあります。

その後、下げチャネルをブレイクし、カップの起点になる価格に達すると急上昇し、カップの底までの値幅を上げると言われています。

この場合は15600ドルから69100なので、53500ドル(791万円位)位の上昇をして122600ドル位です。

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それではビットコインに当て嵌めて見てみましょう。

  1. 上昇
  2. 下落
  3. 緩やかにU字を描くように下落から上昇へ転換する(ここが少し形が合わないと感じられるかもしれませんが、完ぺきなU字を描かなくても発動すると指摘がなされています)
  4. カップの淵(基準価格)に達すると少し下落する
  5. 再度、直近高値付近まで上昇してそのまま急騰する
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②→③について。

過去のビットコインでもカップウィズハンドルが出現した際は大きく上昇しています。ここで紹介しているBybitの解説の中⇩でも2019年の事例が登場しています。

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こんな感じです⇩

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どのくらい上げたのか引きで見てみましょう。

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15000ドルから60000ドルです。炸裂し過ぎですねw

 

カップウィズハンドルが何故機能するのか?

カップウィズハンドルは相場の強気具合を示すパターンの一つです。価格がそれまでの上昇トレンドの一部を修正(下落し足場を固める事)し、その後、「カップ」を形成しながら以前の高値に向かって反発していきます。
高値に戻った後、価格は横ばい、もしくは少し下げながら推移し、「ハンドル」を形成し、これが完成すると、新高値へむけてブレイクします。

このパターンはウィリアム・オニールが1988年に出版した『株で儲ける方法』で広めたものです。36年間親しまれてきた歴史があるのですよね。このパターンは株式市場で多く見られ、仮想通貨マーケットでも頻繁に出現し始めているとBybitは言っています。

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カップウィズハンドルは、各時間足、週足、月足など、様々な時間軸で見る事ができます。見ていると短時間の足(5分や15分で形成されたもの)は効果が限定的で、日足や週足チャートではより強力なのは間違いなさそうです。

カップウィズハンドルはマーケットが一時停止して息を整える必要がある大きな上昇の後に現れます。いくつかの重要な要素で構成され、その後高値ブレイクに繋がります。

 

カップウィズハンドルのメカニズム

価格が大きく上昇①した後、市場は下降修正②を開始し、カップの前半を形成。

②の下落は一般的に、直前の上昇トレンドの上げ幅の約30~50%を下げます。※より深い調整が行われる場合もある。

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③底が形成されると、価格はなだらかに上昇を始めます。この上昇は基準と見なされた高値の 10% 以内で止まります。この時点で、パターンのカップ部分が作成され③まで完成です。

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価格が旧高値付近に接近し、強気トレーダーはロングを止めて、急落が起こるかもしれないと警戒して待ちに入ります。

①の旧高値付近で買ったトレーダーは、喜ぶと同時に神経質になっています。また暴落したらどうしよう?と神経質になっているのです。①で高値掴みをしていた投資家は安全の為に徐々に売り始め、④の少し下げ気味のハンドルを作ります。

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⑤しかし、マーケットの期待値が高い為(今まで散々上げていたのでまだ上げると思っている買い手が多い)に売り手が不足し始め、下げトレンドの中で総出来高は減少し始めます。

下げながら出来高が減るのが大事。

価格トレンドは横ばいからやや下降で推移し、カップのハンドルを作ります。

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最終的に、このパターンは右側にハンドルを持つコーヒーカップの形になります。

以前の上昇トレンドが継続する中、価格がハンドルの高値を上抜けると、カップウィズハンドルが確定します。

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カップウィズハンドル・パターンは、先行する上昇トレンド(①から始まった上昇トレンド)なしには存在し得ません。そのため、このパターンは暗号市場で頻繁に見られます。

※こちらは最近の4時間足でのカップウィズハンドル⇩

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 ②の下落は、その前の上昇で利益を得た投資家による利益確定売りです。その後調整が入りますが、価格が安くなったことで、機関投資家など大口投資家による買い集め(③)が始まります。

そして上昇に転じ始めると、今度は乗り遅れまいとする個人投資家が参入してくる為、更に上昇方向への動きが加速していきます。

しかし、相場は一方向に動き続けるわけではありません。直近の高値に近づいてくると、④で一旦利益を確定する個人投資家が増えて一時的に下落に転じます。

ただ、大口の投資家は買いの姿勢を崩しているとは限りません。むしろ新たに買う投資家が増えることがあると、再度高値更新に挑戦します。これが⑤です。

そして、直近高値更新に成功したのを見て、更に買い増しをする大口の投資家もいるでしょう。

その結果、最終的には大きく上昇していきます。⑥です。

一方で、既に利益確定売りをしてしまった多くの個人投資家は、後悔しながらも飛びつく勇気を持てなくなるでしょう。(④で利確した方は⑤→⑥の上昇を見送ってしまいがち)

このように、カップウィズハンドルは大口投資家の心理が反映された結果完成するチャートパターンです。

つまり、機関投資家の心理を買うってやり方。

 

 

ビットコインの週足をもう一度見てみましょう。

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現在は④の起点に居ます。これから3月はレンジに入る場合、それが④となり、その後上に抜けてカップの上側で価格が安定すれば⑥が始まります。

※このまま④をすっとばして⑥をする可能性はありますが、下げ始めた場合の参考にして見てください。

現在短期的な上昇チャネルが出来ていますので、これですんなり7万ドルより上に行く可能性もあります。※短期的に何回か700万ドルを超えてヒゲを作っていますので。

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いずれにしてもこの環境(世界最大の資産運用会社ブラックロック等がビットコイン現物に資金を大量に流している)では、一時的に調整で下げたとしてもカップウイズハンドルの様な形で上を目指す可能性が高いって事です。

過去最高値を上抜けて安定したら正式にアルトのターン開始って感じですね。