価格下落が止まらないラボラトリーグロウンダイヤモンド(人工ダイヤ)

 

中国政府が世界マーケットを取る為に国策として進めているラボラトリーグロウンダイヤモンド事業ですが、既に崩壊を始めています。

 

Photo Edgar Soto

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以前からInstagramでもご質問の多い中国偽ダイヤ(ラボラトリーグロウンダイヤモンド)ですが、ここではどの様な業界なのかや現状や問題点を詳細にお見せします。

こちらは最近のInstagramでの質問コーナーです

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https://youtu.be/SCVImkZPJlE?si=wVEpFMrwJUCoM6r_

皆さんはラボラトリーグロウンダイヤモンドという人工ダイヤモンドをご存知でしょうか?

最近、日本国内でも見かける様になってきたラボラトリーグロウンダイヤモンドですが、一部では「天然ダイヤモンドと変わらない」等と宣伝されています苦笑

本当にそうなのでしょうか?

https://youtu.be/qX5x7i69UZY?si=KAmSKN4OJF7LnUdy

 

今回はラボラトリーグロウンダイヤモンドの主要産地(工業製品なので主要工場といった方が良いかもしれませんが)や欠点について見ていきます。

天然ダイヤモンドは地球上の鉱物の一つで、 炭素が地殻の中で何十億年もの歳月を経て形成された、透明な結晶です。

ラボラトリーグロウンダイヤモンドは人間が技術を用いて「作った」ものです。 1950年代には既に人工ダイヤモンド、ラボラトリーグロウンダイヤモンドが存在していました。

ラボラトリーグロウンダイヤモンドは天然に形成されたダイヤモンドと同じ炭素で構成されており、同一の特性を持ち、簡単には識別できません。

宝石品質の合成ダイヤモンド結晶は、1970 年に GE (ゼネラルエレクトリック)によって初めて製造されました。

 

https://youtu.be/nuC0PNoFvig?si=o46jGGgXqAyaRQRy

2019年頃からラボラトリーグロウンダイヤモンド生産設備が充実し、生産スピードが上がった事で急速にマーケットが拡大していますね。

さてここからはラボラトリーグロウンダイヤモンドの欠点を見ていきます。(当然欠点しかないですが)

・急激なラボラトリーグロウンダイヤモンドの価格下落

ラボラトリーグロウンダイヤモンドリアルタイムチャートです⇩

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StoneAlgoによるこちらのラボラトリーグロウンダイヤモンド価格指数は、トップオンラインジュエラーの750,000 個を超えるラボラトリーグロウン ダイヤモンドのデータベースに基づいており、精度が高いもの。

カラット別の過去一年の価格推移をここでは表示させていますが、2桁を超える下落率です。まるで仮想通貨草コインレベルの暴落っぷりですね。(そらそうだ呆)

※価格暴落には明確な理由がありますのでそれは後程お見せします。

ラボグロウンダイヤモンドの中でも売れ筋の1.5カラットのここ一年の価格推移を見てみましょう。

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ラボラトリーグロウンダイヤモンドの価格はここ数年下がり続けており、現在では天然ダイヤモンドよりも約84%安くなっています。過去1年間で、ラボラトリーグロウンダイヤモンドは平均28.23%下落しているのに対し、天然ダイヤモンドは-9.76%の下落。

初めてラボラトリーグロウンダイヤモンドが主流になり始めた2015年以来、下落しています。当時は天然ダイヤモンドよりも10%程度割引された価格で販売されていましたが、現在では最大90%割引の価格で販売されているそうです。

2022年時点で中国企業のラボラトリーグロウンダイヤモンドの粗利益率は 79.25%と言われていましたので、損益分岐点を割りつつある様です。

この状態を受け人工ダイヤモンド・ブームは終わりを告げ、代表的なラボラトリーグロウンダイヤモンドの価格は今年暴落するとジュエリー業界のベテランは言っていますね。

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ダイヤモンド・アナリストの第一人者であるポール・ジムニスキーは、「宝石商はラボラトリーグロウンダイヤモンドのビジネスを縮小し、来年は天然ダイヤモンドへの注力を強めるだろう。」と予測。

ジムニスキーは先月「実際、殆どのジュエラーはラボラトリーグロウンダイヤモンドを在庫としてストックする事さえ面倒がっており、委託販売のみ行っている」と米メディアBusiness Insiderに語りました。

世界初で唯一規制対象となっているダイヤモンド・コモディティーを作り上げた企業ダイアモンド・スタンダードの最高経営責任者(CEO)コーマック・キニー氏は、ラボラトリーグロウンダイヤモンドに対する誇大宣伝が薄れるにつれ、ここから更に50%~80%下落する可能性があると指摘しています。

ラボラトリーグロウンダイヤモンドは現在、ダイヤモンド市場全体の約 20% を占めており、ほぼゼロパーセントだった2015年から爆発的にマーケットを広げてきましたが、天然とは全く別物として今後はマーケットが形成されて行きそうです。

 

・ラボラトリーグロウンダイヤモンド価格が暴落している理由

ラボラトリーグロウンダイヤモンドの世界最大の生産国は中国です。中国政府が補助金を入れて国策として生産体制を整えて世界シェアを取ろうとした結果、過剰生産能力を構築してしまい、価格下落への圧力となっています。(太陽光パネルにしろEVにしろゴミばっか作りますね)

2015年にマーケットにデビューしたラボラトリーグロウンダイヤモンドは、デビュー当初は天然ダイヤモンドの1割引きの価格で売られていましたが、今は8割引の価格で店頭に並んでいます。

有名ダイヤモンドアナリストはここから更に半分になると言っていて、最終的には天然ダイヤモンドの95%割引価格で売られそうな雰囲気。これはいくらでも作れる上に、生産スピードが上がってきているからですね。

カラット数が上がれば上がる程に価格が暴落する傾向があります。

段々と優雅さやラグジュアリーさを売りにするブランドとは対局の路線に走り、華やかなイメージというよりは無骨な工業製品に。

設備拡張する事でインドや米国のラボラトリーグロウンダイヤモンド生産者を安さと生産量で圧倒し、価格を引き下げています。

私達には理解出来ないですが、儲けようとしてマーケット自体を破壊したのではないかと考えられます。(そこはチャイナクオリティ)EVや太陽光パネル業界で見られたのと同じ現象ですね。

https://youtu.be/dV_DdIzkN_w?si=illPAApmfCU5i-vR

⇧河南省にある世界最大のラボラトリーグロウンダイヤモンド生産工場では、年間100万カラットの人口ダイヤモンド生産量を誇ります。

 

河南省でラボラトリーグロウンダイヤモンドが生産されている様子

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こちらは中国のラボラトリーグロウンダイヤモンド生産工場。緑の機械がずらりと並んでいますが、この中でダイヤモンドを作っています。

 

河南省が世界最大のラボラトリーグロウンダイヤモンドの生産拠点。

中国メディアは「世界のダイヤモンド産業は中国に注目し、中国のダイヤモンド産業は河南省に集中している」と誇らしげに報道。

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少し見るだけでとてつもない規模で人工ダイヤの生産をしているのが分かりますね。

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中国経済日報は「我が国の人工ダイヤモンド単結晶生産量は世界の総生産量の90%以上を占め、世界第1位となっています。その内、河南省の人工ダイヤモンドの生産量は80%を占めています。宝石用のラボグロウンダイヤモンドの分野に関しては、中国の生産能力は世界のラボグロウンダイヤモンド総生産能力の50%以上を占め、その80%は河南省商丘市に集中しています。」と報道しており、これらの工場が河南省に集中している事が分かります。

そしてこのラボラトリーグロウンダイヤモンド生産マシーンはなんとアリババでも売っています笑笑

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黄河旋風のHPHTラボグロウンダイヤモンド製造機は40万ドル、日本円で6000万円位。中々のお値段ですね。呆

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メーカーにより価格はピンキリ。こちらは3500万円位のモデル。

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意外にもラボグロウンダイヤモンド製造マシーンは普通に売っています。

河南省のラボラトリーグロウンダイヤモンド生産を代表する企業である「黄河旋風」には中国中央政府からの人材で溢れており、河南省のラボラトリーグロウンダイヤモンド産業をリードしているのが「中国科学院」です。

中国科学院自体も積極的にラボラトリーグロウンダイヤモンド開発に参加しており、2019年、中国科学院は工場でメタンガスから分離した炭素原子を「種子」に堆積させ、時速0.007ミリメートルの速度で「成長」させ、1 カラットのダイヤモンドを1 週間で作る事に成功したと発表しています。

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ラボラトリーグロウンダイヤモンドビジネスを本格展開するにあたり、中国政府は2019年から香港国際宝飾ショー等を通じて人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドは両方とも本物のダイヤモンドであり、同じ物理的および化学的性質を持ち、同じカテゴリーに属する宝石であるという概念を明確にしなければならないと主張し始めました。

中国政府の戦略としては、元々中国は合成ダイヤモンド生産量は世界全体の90%以上を占めているので、その工場をラボラトリーグロウンダイヤモンド生産工場に転換し、一気にこの人工ダイヤモンドを世界に販売しようという作戦でした。

この作戦に世界中のメディアやインフルエンサーが乗っかり、2019年頃から急速にラボラトリーグロウンダイヤモンドのマーケットが広がった感じですね。

2030年までにマーケットを現在の二倍以上に成長させたいようです。

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https://finance.sina.com.cn/roll/2019-04-20/doc-ihvhiewr7194423.shtml

こうしてラボグロウン ダイヤモンド産業は習近平の国家政策となり、奨励および支援されている戦略的新興産業となりました。

近年、中国政府は「産業戦略的新興産業」など、ラボラトリーグロウンダイヤモンド産業の発展を支援および促進する一連の産業政策文書を発行しています。

世界で中国主導のラボラトリーグロウンダイヤモンドと言う偽ダイヤのマーケットを作り出す準備が出来ました。

 

中国の主要ラボラトリーグロウンダイヤモンド生産企業の株価推移

中国国内の主なラボラトリーグロウンダイヤモンド生産企業には、古くからある産業用ダイヤモンド大手の黄河旋风(600172.SH)、中冰宏建(000519.SZ)、力量钻石(300064.SZ)、力量钻石、有中兵红箭、などがあります。

これらの株価がどうなっているかそれぞれ見てみましょう。

 

・国営企業黄河旋风

中国ラボラトリーダイヤモンド生産をリードする中国国営・黄河旋風は日本とも関係がある企業です。1998年11月に河南黄河工業集団と大阪ダイヤモンド工業株式会社、郑州磨料磨具磨削研究所によって設立され、1998年11月26日に上海証券取引所に上場した企業です。

大阪ダイヤモンド工業は1933年に大阪市西淀川区で操業を開始、当時はダイヤモンド研磨株式会社という名前でダイヤモンド工具を中心に売り上げを伸ばし、ダイヤモンド工具業界ではトップメーカーとして日本の産業を支えてきました。現在はアライドマテリアルと社名を変更しています。

つまり大阪ダイヤモンド工業は、黄河旋風を育成してあげた会社です。

黄河旋風の株価はラボグロウンダイヤモンドマーケット拡大への期待で一気に2021年から上昇。

しかしながら、ラボグロウンダイヤモンド価格が暴落したのに合わせて黄河旋風の経営状況が悪化しているのを見た投資家は2022年に早々に見切りをつけ株価は暴落しました。

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2022年8月、12.5元だった株価は現在2.7元まで暴落。2年関わらず80%近く株価は急落しました。

中国ラボラトリーグロウンダイヤモンド生産企業筆頭であり、世界のラボラトリーグロウンダイヤモンド生産をリードしている黄河旋風の株価下落は、この業界の低迷及び業績不振と密接に関係しています。

初期に市場価格が急騰した後、2022年に入ってから価格が急落し、業界の企業業績にハードな悪影響を与えました。

2023年上半期には黄河旋風の業績は黒字から赤字に転じています。

同期間中、営業利益は前年同期比413.32%減という壊滅的な結果に。

2023年時点で、黄河旋風の1年以内に返済予定の固定負債は6億7,400万元(134億円)に達し総資産の6.76%を占め、前年末比153.32%増加し、借金で首が回らなくなっていました。

黄河旋風の業績急落の主な原因は、ラボグロウンダイヤモンド市場の低迷だと中国経済誌も分析しています。同社の主力事業である超硬材料製品の重要セグメントであるラボグロウンダイヤモンド価格が、市場の需要と供給の変化により2023年上半期に大幅に下落した為、同社の本業利益が大幅に減少したと報道されています。

2023年黄河旋風は「業界の状況、市場環境などの要因の多くの変化」を理由に、突然、ラボグロウンダイヤモンドの事業拡大を中止すると発表しました。

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中兵红箭(中国兵器工業集団)株価

そして興味深い事にラボラトリーグロウンダイヤモンドビジネスには中国兵器工業集団が参入していました。

なんとラボラトリーグロウンダイヤモンドビジネスは人民解放軍の資金源でもあった訳です。

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http://zbhj.norincogroup.com.cn/

中兵红箭の会長は元解放軍の司令官らが務めており、主な事業は主に3つ。

1つ目の事業は伝統的な軍用特殊装備製造業、2番目の事業は自動車部品製造で、3番目の事業がラボラトリーグロウンダイヤモンド事業です。

これは現在の市場期待が強い分野であり、中兵红箭が業績に大きな期待を寄せている中核分野でした。

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中兵红箭は、ラボラトリーグロウンダイヤモンドの総生産能力で以前業界第1位にランクされていた中南钻石を買収して事業をスタート。合計5,000台近くのプレス機を入手し、その内800台をラボラトリーグロウンダイヤモンド製造に使用していました。

ここはミサイルからラボラトリーグロウンダイヤモンドまで作る企業です。

さあこれからだという時にラボラトリーグロウンダイヤモンド価格の暴落がスタート。2023年上半期、中兵红箭(000519)の営業利益は前年同期比40.25%減少し、純利益は前年同期比84.99%減少しました。

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ラボラトリーグロウンダイヤモンド価格暴落で経営が悪化し、中兵红箭の株価は暴落。

2022年8月に36.5元だった株価は現在13.4元にまで下落しました。二年足らずで63%時価総額が消滅した事になります。

偽ダイヤに浮気したせいで、本業の兵器産業に悪影響が出ているレベルで墓穴掘ってますね。

 

力量钻石(パワーダイヤモンド)

河南省のラボラトリーグロウンダイヤモンド製造大手、パワーダイヤモンドも悲惨です。

パワーダイヤモンドは人工ダイヤモンド製品の研究、開発、生産、販売を専門とするハイテク企業で、主な製品にはダイヤモンド微粉末製造、ラボグロウンダイヤモンド製造。

「中国工作機械工業協会超硬材料支部」および「中国宝石・翡翠協会の培養ダイヤモンド支部」の常務理事、「新素材産業トップ20企業」「トップ60中国企業」として表彰されている企業でもあります。

上で紹介した黄河旋風と解放軍の中兵红箭、それにパワーダイヤモンドの三社が中国のラボグロウンダイヤモンド原石生産市場シェアの76%を握っています。

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パワーダイヤモンドはラボラトリーグロウンダイヤモンドに全振りして業績を伸ばしましたが、直ぐに崩壊した為、中国メディアから心配されている状態です。

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⇧「偽」ダイヤモンドに頼って業績は90%以上急上昇したが、パワーダイヤモンドの株価は過去最低値を記録

ラボラトリーグロウンダイヤモンドは製造プロセスが単純で大量生産が容易な上、コストが非常に低い為、パワーダイヤモンドの最も高い粗利率を誇る事業セグメントになった事は注目に値します。 2022年にはパワー ダイヤモンドのラボラトリーグロウンダイヤモンドの粗利益率は 79.25% に達すると予想されていました。

※予想通り、原価率はかなり低いです。これが偽ダイヤ・ゴミ屑玩具と揶揄される理由の1つですね。中国政府が必死にラボラトリーグロウンダイヤモンドは天然ダイヤといつもの様にデマ宣伝するのは儲かるからです。

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2021年にラボラトリーグロウンダイヤモンドのマーケット拡大の波に乗り上場したパワーダイヤモンドでしたが、ラボラトリーグロウンダイヤモンド価格暴落と共に株価も暴落。

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2021年に上場後、2022年8月に135元になっていた株価は現在、32元迄暴落しました。

二年経たずに76%の下落。

これらが世界のラボラトリーグロウンダイヤモンド生産を主導する河南省の中国企業の現状です。

 

・ラボラトリーグロウンダイヤモンドが天然ダイヤの様にマーケットを作れない最大の理由

端的に言うと、ただの工業製品なので販売価格も崩れてくるし、再販価格がまともにつかないからです。(当たり前)

2021年時点で専門家が以下の事を指摘していましたが、その通りになってきています。(この前から私は言うてた)

ラボラトリーグロウンダイヤモンドが大規模な詐欺である理由とは? 

🚨ラボラトリーグロウンダイヤモンドダイヤモンドの再販価値は極端に低いか、存在しないかのどちらかです。

🚨売りたい人は沢山いますが、買い取りたい人はいません。

むしろ、ラボラトリーグロウンダイヤモンドの売上で新しいダイヤモンドを購入したいと考えています。

🚨宝石商や取引業者は、人工ダイヤモンドを買い戻したくないのです 。

自分が売った人工ダイヤモンドだけを買い取ってくれる業者はいますが、それ以外の宝石業者は手を出しません。

これが、ラボ・ダイヤモンドが産業として成り立たない最大の理由です。

🚨米連邦取引委員会(FTC)はラボラトリーグロウンダイヤモンドを本物の採掘された天然ダイヤモンドの様に表現していたジュエリー企業の取り締まりを始めています。

🚨FTCによるとラボラトリーグロウンダイヤモンドに「ダイヤモンド」という言葉を使うのは、それが天然ではなく人工である事を明らかにする記述を加えない限り違法です。

🚨ラボラトリーグロウンダイヤモンドはサステナブルだと宣伝されていますが、中国企業は生産に必要なエネルギーを安価な石炭火力発電に頼って製造しており欺瞞的。(まぁ嘘と偽物で出来た国ですからね)

ラボ・ダイヤモンドは工業用に適しており、モース硬度が高く工業用ドリルでの使用などに最適です。

ラボラトリーグロウンダイヤモンド業界の現状について簡単に見てきましたが、このマーケットが拡大するとしても、当然、天然ダイヤとは別のセグメントのマーケットとして分かれていくでしょう。

また、主要生産者の中国企業の採算が合わなくなってきている事から、今後今までの予想と異なりマーケットが縮小していく可能性も考えられます。

解放軍なども収益化が厳しいと見ると見切りをつける筈です。そもそもラボラトリーグロウンダイヤモンド業界で解放軍が主要なプレーヤーだった事には驚きましたね。