「北京がこれほど活気を無くし、落ち込んだことは一度もなかった」というオンライン記事が検閲され話題に

 

2024.1.29 Photo Henry Chen

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【实拍北京王府井大街,和上海南京路步行街街有啥不一样呢】 https://www.bilibili.com/video/BV1xc411S7Lg/?share_source=copy_web

北京の王府井歩行者天国はかつて中国で最も賑やかな場所の1つでしたが、現在は寂れた様です。

微信(WeChat)の人気アカウント『平克大实话』が1月25日、「北京は今ほど落ち込んだことはない」という記事を掲載し、「街全体が非常に閉鎖的で落ち込んでおり、活気が著しく欠けている状態だ」と指摘しましたが、検閲対象となりました。

その中身がアーカイブされているので見てみましょう。

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北京で長年働き、暮らした経験から今の現状を伝えたいと思う。

多くの都市で働き旅した経験に照らしても「北京が今ほど不況だったことはない」と私は自信を持って言える。

街全体が非常に閉鎖的で、憂鬱で、深刻な活気の欠如を呈している。

かつて天安門広場にはガードレールがなく、人民大会堂も間近で撮影できたが、今はすべて塞がれてしまった。 清華大学、北京大学、その他の大学、中等学校、小学校など、かつては学校は開放性の代名詞だったが、今はすべて立ち入り禁止だ。

三里屯はかつて北京、そして中国のファッションの中心地だった。

※北京市朝陽区三里屯路の事で、ショッピングモールや高級レストランが集まっている、日本で例えるなら銀座の様な場所です。北京のナイトライフで最も「賑やかな」歓楽街のひとつ。

【夜晚漫步北京时尚地标,三里屯 太古里 | 漫游中国 | 北京 三里屯 | 云旅行 沉浸式 漫步 POV 旅行 白噪音 云散步 4K60】 https://www.bilibili.com/video/BV1S84y1m7ua/?share_source=copy_web

以前は美女が多く現れ、カメラマンたちが彼女たちを追いかけていましたが、今ではその美女たちはどこにもいない。

かつて三里屯の紅街や多くのレストランでは、日々会食や飲み会が催され、資本家のお偉方が美女を連れて個室で交流したり、芸能人が同窓会を開いたりしていたが、今はそれもなくなってしまった。

今の三里屯には、表舞台の繁栄すらない。

三里屯よりも五級県の方がファーマーズマーケットの数が多いのではないかと思うレベルだ。

北京では外国人を見なくなった。

朝陽区のルフトハンザ センターの隣に位置し、米国、インド、イスラエル、日本、ドイツ、韓国、ブルネイ、フランスを含む多くの大使館や大使館集合住宅が集まっている梁馬橋は以前、毎日大勢の人が通りを行き来していました。現在は明らかに外国人が減り、白人も黒人も西アジア系混血人も減っている。

北京のもうひとつの変化は、通りから人気がなくなったことだ。特に夜になると通りに人はいないし、露店も、売り子も、カメラマンも、歌手も、まったくいない。

私は重慶、上海、広州、成都にも行ったが、冬だろうが夏だろうが、路上に人があふれていて驚きました。

つまりこれは国の問題ではなく、北京の問題なのだ。

北京の不況の本質は、やはり経済問題だ。

北京の経済はかつて非常に強く、いくつかの成長エンジンが一緒に稼働していた。

一つはテクノロジーと呼ばれるものでネットを表しますが、ネット業界を担う北京の海淀区は死んでいる。近年の壊滅的な状況は皆さんご存知のとおりです。

二つ目は金融と呼ばれるもので、西城が金融業界を担っている。 金融は現在強く規制されており、この地域は活気がなく、死んでいる。

三つ目は教育と呼ばれるもので、その地域も海淀にあり、教育の運命は全産業の中で最も悪いと言っても過言ではない。

四つ目は文化と呼ばれるもので朝陽市にある映画、テレビ、音楽、芸術、メディア産業は死んでいる。社会が不景気になると文化に活力がなくなり、北京の文化産業は現在、半分死んでいるようなものだ

五つ目は外国からの投資だ。朝陽区がそれを担っていて、かつてここへの外国投資は非常に盛んでしたが、近年の外国投資の状況は誰もが知っています。

最後は観光ですが・・・今、私たちは皆ハルピンに行ったり、淄博に行ったりするのは好きだが、北京には好んで行こうと思わない。

今、北京には他に何がある?

以前は4本の足と2本のトレッキングポールを持って走っていましたが、今は6本中4本折れてしまいました。2本では走れない。

こんな状態にもかかわらず、北京の経済データを見ればまだ「良い」のですが、なぜまだ「良い」のか?

それは北京にはまだ多数の大規模な国有企業や大規模な中央所有企業が存在するからである。

彼らが得るのは国民所得であり、それはすべて北京に来たものとしてカウントされる。

しかし、多くの一般の北京市民を実際に支えている雇用機会、テクノロジー、教育、金融、文化、外資、観光産業の本当の状況はどうなっているのでしょうか?

それは相当にみんなの注目を集めるはずです。

所詮首都は首都、見た目はまずまずだろうが中身はどうなのか、細かい分析に耐えられるのか?

これ以上言うことはありません。

 

この記事は現在削除され、微博では見ることができません。

北京の憂鬱は、X海外中国人ユーザーの間で話題になった様です。

一部のネットユーザーは北京で撮影した動画をアップロードしており、かつては賑わっていた王府井歩行街は今では人影もまばらとなり、東安市場やデパートも閑散としていると報告しています。

 

こちら今月の王府井大街の様子です⇩

【【DAN的日常】一个人的citywalk:王府井大街】 https://www.bilibili.com/video/BV18K411x7zH/?share_source=copy_web

以前と比べ活気がなくなり、特に夜が寂しくなったという印象でしょうか。