華やかさの裏の苦悩

20代前半の本音

· mei private

 

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これはプレーヤー時代

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クラブママ時代って、一応私あの若さでも、顧客はMさんやFさんやSさん、大企業ばっかりだったんですよ。(まだ接待交際費なんかもじゃんじゃん使える時代でしたので)顧客の質の良さがうちの自慢でした。

しかしそのプレッシャーやストレスは半端なく、、、だからガッツリ働く👉AMS✈️を繰り返していたのもあるんですよね。

メリハリは大事ですし(日本人はコレが下手)何と言っても日本にずっといると知らぬ間に自分までボケてしまいそうで恐ろしかった。

 

(玄人知識)熊本は当時は特に質の良いクラブが多く、みのもんたさんがハマっていたクラブなんかもありました。関西系が進出し「枕」が常識の世界となりギラギラ系と化した銀座と違って。

九州でも自信と野心がある美人は銀座に行ってましたが、大半はその「枕」が嫌で直ぐ辞めてましたね。この辺働いた経験ある方はよくご存じでしょう。

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京都(お家元達と)

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若くて頭良くて凄いね美人ママ!って、実際はクラブ遊びが大好きだし、教養というよりは知識が豊富なだけなのにどんどん名前だけが先行、「若くスタイルも完璧な上に、聡明で経済力もあってetc」等と人は私の良い所しか見ませんでしたが(かデマで貶めるか)華やかさの裏に20代は本当にきつかった。。。

追い付かないんですよね自分の内容が。

若過ぎて経験値が足りないのも自覚していましたし、そもそもプレーヤー時代から、いくらチヤホヤされようが、「今は若く綺麗だからお姫様みたいに扱われているだけ。これに勘違いして調子に乗ったら先々悲惨な事になる。」と、バブル世代の様な楽な方に楽な方に生きてきた先輩方を見て反面教師にしていました(笑)。

実際、華やかな夜の世界で失敗した女性は数知れず。楽な愛人生活で堕落し、でも飽きられたり老いたら捨てられる。そしてまたお店に出戻り、でもそんな女性当たり前魅力なんて無い。からのクラブからラウンジ、スナック、と転落して行く方々が沢山いました(⌒-⌒; )

 

クラブ経営者にしろ、ああいうのはやはり一度子育てしてから、くらいが1番です。

離婚して仕切り直すくらいが。(酸いも甘いも~)

ただ、今この年齢でやるのはもう辛い。なさってる方々凄い!

同伴に朝近くまでアフター(飲み)やら、あれはあれでかなり体力がいるんですよね。頭脳も要るし体力も要る。もう無理です笑

 

そしてドラマや漫画、SNSのせいでか、今でこそ水商売が表に出され、華やかなとこばかりがアピール?されていますが、私としてはそれも疑問です。

 

「ワイは○○のママやで」って・・・そんなん下品過ぎますわ。

本来はそういう世界では無い筈。

 

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と言う事で、皆さん「おそめ」を読んでみましょう。

これは私、昔もご紹介した事があると思うのですが、今は亡きとある料亭の社長ご夫妻から薦められ、私にはこのおそめさんみたいなイメージで続けて欲しい。と言われた本です。

(その後妊娠して直ぐ辞めるのですがw)

京都の有名な芸妓さんが上京し、妬まれながらも一流店に仕上げて行く話なのですが、足繁く通っていたのは白洲次郎に川端康成、小津安二郎らが集まる伝説のお店です。

上羽秀さんは元祇園の芸妓。小説のモデルとなり、並はずれた美貌と天真爛漫な人柄で、またたく間に頂点へと駆け上りますが、私生活ではひとりの男を愛し続けた一途な女。

この男性が今の「Vシネマ」を作り上げた人です。娘はあの富司純子。(おそめの娘ではない)

ライバルとの葛藤など、様々な困難に巻き込まれながらも美しく生きた半生を描く。隠れた昭和史としても読める一冊です。