株や仮想通貨、ドル円、日本人の日常生活にも影響を与える「米国消費者物価指数とFOMCの発表」が水曜日に予定されています

 

2024.6.11 Photo Rajiv Perera

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  • 消費者物価指数(CPI)報告はインフレが低下しているかどうかを示します。
  • 消費者物価指数が下がっていれば、インフレ圧力低下で利下げ期待に繋がり米株価・日経・ビットコイン上昇に繋がります。
  • 午前四時のFOMC政策金利発表・パウエル会見では利下げについてのFRBの見方が示されます。
  • 今のところ5月の消費者物価指数に対する予測は、「ガソリン価格の低下により全体的なインフレは緩和する一方、コアインフレ(変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたもの)は依然として高い水準にあるだろう」と予測されています。
  • 予想外に好調な数値が出た先週金曜の雇用統計の直後のFRBの発表なので、どの様な内容になるのか注目されています。

ビットコインは先週まで機能していたサポートラインを先週の雇用統計後の下落のせいで抜かれ少々嫌な形ですが、とりあえずは水曜日に発表される超重要指標の米国消費者物価指数と、FOMC政策金利発表・パウエル会見までは様子見です。

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消費者物価指数(CPI)が下げていれば、インフレ圧力が弱まり利下げ期待が高まりますので、緑の線で示したような値動きが期待できます。

逆に悪化していれば、ビットコインへの売りが利下げ期待減退により出てきますので、68150ドル程度まで売られる可能性があります。

こうなってくると上昇トレンドが明確に崩れますので少し嫌な展開。嫌な展開というのはビットコインがこれから上昇するのは間違いないのですが、それまでに時間がかかるようになるという意味合いです。

注目したいのは、先週の雇用統計の内容で強い数字が現れビットコインは下げましたが今になって「額面通りの強さはなく、先週の利下げ予想後退に繋がった雇用統計は見た目より弱かった。」とBloomberg等主要メディアがいい始めている事です。

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先週金曜日の発表時点でこれは分かっていてそこまでマーケットは反応しないのではないかと思いましたが、額面通りに受け止め下げてしまいました。※前回の雇用統計記事参照。

それが今週になって効いてきて値動きが落ち着いてくるかと思いきや、水曜の米国消費者物価指数とFOMCが被ってきているので今は様子見ムードなのかなと思われます。

ビットコイン価格マイナス要因及び今の下落の主要な犯人⇩

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ヘッジファンドがCME先物で記録的な量のショートをしているので米ETFからの流入による上昇が相殺されてしまっている可能性があります。

キャリートレードで利鞘を抜こうとしている可能性があり、スポットと先物市場の価格差を利用する目的で先物をショートし、同時に資産を購入している様子。

あまり余計な事して欲しくないですね。

消費者物価指数(CPI)下落で踏み上げられれば良いのにと思っています。

ビットコイン価格が強気な理由の一つに、取引所残高が史上最低を更新している事が挙げられます。

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取引所から現物がウオレットに引き上げられて、マーケットに出回っているビットコインが少なくなってきています。つまり需要と供給のバランスが崩れ、価格が上がりやすい環境となっていると。。

先週はビットコインに20億ドル(3120億円位)が流入し、イーサリアムにも機関投資家の7000万ドル(109億円位)の買いが入ってきています。

3月以来、最高の資金流入があった週でした。

3月14日からの下落以降、米国のビットコインETFへの資金流入はすべての商品で正味流入額がゼロの日々が続き、ブラックロックのIBITなどの主要商品から流出があった4月の悲惨な数週間の後、5月中旬以降は持ち直し流入額は増加しています。

一部のファンドはイーサリアムの2024年の価格目標を1万ドルに設定したそうです。

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イーサリアムは先日のETF承認後高値を維持しています。本番はこれからって所ですね。資産運用大手ヴァンエックは、イーサリアムは2030年までに2万2000ドルに達すると予測していますが、そんなに時間はかからないかもしれません。

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現在3670ドル位のイーサリアムですが、年内に1万ドルになるとしたら、2.7倍に半年程度でなるという事です。

ドル円も消費者物価指数が悪化すれば、更に円高方向に向かうので注意が必要ですね。

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うっかり158円台に乗せれば危険な展開に。

下降トレンドをブレイクして、順調に価格上昇している日経にも消費者物価指数上昇は悪影響を及ぼす可能性が高いです。

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GOLDは仮想通貨と並び、消費者物価指数の影響を受けやすい銘柄です。

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指数発表後のこれらの値動きを確認して水曜日にまたご報告します。