中国の人民銀行(中国における日銀の様なもの)が再び下げ始めた中国株を救う為、3000億元(6兆3千億円位)のマーケット救済政策を開始

 

想定より低い金額でしたが、これを受けて上海総合やハンセン指数は再び上がり始めています。

Photo lin qiang

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10月18日、中国の中央銀行である人民銀行が3,000億元(6兆2000億円位)の自社株買いと保有株の借り換え政策を発表、三大A株指数が下げ止まり多少上がりました。

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人民銀行はこの政策により資金調達コストを引き下げ、上場企業とその大株主に持株比率を高めるよう促す事で株主還元を高め、コーポレート・ガバナンス構造を最適化すると主張しています。

昨日相場が終了した時点で、上海指数は2.91%上昇、深圳指数は4.71%上昇、GEM指数は7.95%上昇となりました。

21の国家金融機関を通じて上場企業や大株主に関連するローンを発行し、借り換えの第一段階の金額は3000億元(6兆2000億円位)、金利1.75%、期間1年、状況に応じて延長する事ができるそうです。

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若干戻しましたが、政策の金額が低いのでそれなりですね。

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11日、バークレイズはEPFRがデータ分析した週次リポートで、9日までの1週間で中国株は390億ドル(5兆8500億円位)の純流入(国内投資家が300億ドル、外国人投資家が90億ドル)があった事が分かっていますが、総額3000億元(6兆2000億円位)の借金で株を買わせる作戦で勢いを取り戻せるかは微妙です。

中国企業の経営状況は極めて悪くこれだけの借金をして自社株買いをしたところで、自社株が再度下げ始めれば借金だけが残る可能性もありますので、中国本土企業がこの政策にどれだけ乗るかは不透明です。

金にがめつい外国人投資家もこの辺りは想定して様子見をしてくるでしょう。

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週明け、3000億元株価支援策の効果がどの程度出るか観察しましょう。

国慶節明け、本土の皆さんはハイレバでA株にエントリーし焼かれて阿鼻叫喚しましたが、来週も懲りずにエントリーに来るのか?それとも高値掴みした株からの逃げ場と見るのか見ものです。

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それとも警戒して様子を見るのか?

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