https://youtu.be/gkZDxJ3JhCA?si=qd62obTaoaXrveE6
カタールで豪華な生活を送るハマスの指導者ハリド・マーシャルはアル・アラビーヤ・ネットワーク(サウジアラビア)での2023年10月19日のインタビューで、10月7日のイスラエル南部への攻撃における責任について追及されました。
イスラエルの民間人に対する残虐なテロ行為を踏まえて、アル・アラビーヤのラシャ・ナビルさんはハリド・マーシャルに「非武装・無抵抗の民間人をレイプし虐殺するのはハマスのイデオロギーの一部なのか?また10月7日の出来事について謝罪するのか?」と質問しました。
最近、日本のテレビを含め、西側メディアはイスラエルのガザの空爆について毎日の様に糾弾するだけで、問題の原因自体を作った犯罪者であるハマスの指導者に対しては沈黙していますよね?不思議な事です。
※アル=アラビーヤはアラブ首長国連邦のドバイに本部を置く国際メディアで、アルジャジーラとならび、アラブ世界全域かつほぼ全世界のアラブ人に視聴されている代表的国際放送。
サウジアラビア政府・企業が多額の出資を行っている事と、アル=アラビーヤが「サウジアラビアやその友好国に不都合な情報を伝えない」事からも、サウジアラビア政府・企業に支援された放送と見なされている局です。
サウジの優秀なキャスターがフェイク迄流して煽る西側メディアに代わり、ハマス指導者を追及していますので、内容を確認してみましょう。
ハマスの指導者ハリド・マーシャルのとんでもない考え方(目的達成の為ならガザの住人含め、パレスチナ人など何百万人死んでも構わん)も垣間見えます。
イスラエルの民間人に対する残虐行為を踏まえて、アルアラビヤのラシャ・ナビルはマシャールに、民間人をこのように扱う事はハマスのイデオロギーの一部なのか、また10月7日の出来事について謝罪するのかと質問しました。
マシャールはハマスが重視しているのは兵士との戦いだけであり、イスラエルの民間人虐殺はネタニヤフ首相によるでっち上げ であり、どんな戦争でも民間人の犠牲者は出るが、ハマスにはその責任はないと答えました。
ハマスが拘束しているイスラエル人の人質(女性や子供達を含む)についてラシャ・ナビルが質問すると、マシャールは「彼らは人質ではなく囚人だ」と答えました。
ラシャ・ナビル 「ハマスが行った攻撃は通常の作戦ではない。むしろ宣戦布告に近い。だから、イスラエルの反応がどの様なものになるのか当然予想して攻撃を行ったのだろうと人々は思っています。現在、私達はガザ地区で繰り広げられている大きな人道的悲劇を見ている。他の派閥、パレスチナ自治政府、そしてガザの人々は事前にハマスの作戦について相談されなかった。貴方達だけで決断したのです」
マシャール「アル・カッサム旅団(ハマス軍事部門・現在の最高指導者はイスマイル・ハニヤ)が敵や世界中の情報機関を驚かせる事に成功したあの独創的な瞬間(音楽フェスや近隣のキブツ(村)で民間人をレイプし虐殺した事)は、ごく一部の人々にしか知られないようにしなければならなかった。我々は新たな抵抗事業に着手したわけではない。すべては抵抗の一部なのだ。ある措置がとられる時、それは私たちの国民(パレスチナ国民)が合意した正当な抵抗の文脈の中にある......」
ナビル 「なるほど、重要な点を指摘してくれましたね。しかし、西側諸国の人々がテレビで見たのは、ハマスによるイスラエル市民の虐殺です。ハマスの海外でのイメージが悪化したのはあなたの責任です。ハマスがISIS(イスラム国)と比較されるようにまでになったのは、お前の責任だ」
マシャール「ハマスのイメージが国際社会で悪化したのはオレ達のせいではなく、ネタニヤフ首相がでっち上げた言いがかりが原因だ。残念ながら西側諸国はこれに協力している。親愛なる姉妹よ、国家は簡単には解放されない。ソ連のスターリンはヒトラーの攻撃から解放する為に第二次世界大戦で3000万人を犠牲にした。(人類史上最悪レベルの犠牲者3000万人「独ソ戦」を出して正当化)。ベトナムはアメリカを破るまで350万人を犠牲にした。アフガニスタンはソ連、そしてアメリカを倒すために何百万人もの殉教者を犠牲にした。アルジェリアの人々は130年の間に600万人の殉教者を犠牲にした。パレスチナの人々も他の国と同じだ。犠牲が必要だ。」
ナビル 「ハマスがイスラエルの市民や関係ない西側の旅行者に対して行った大虐殺がヘッドラインに載っているのに、どうして欧米や世界にパレスチナの大義を支持するよう要求できるの?イスラエルが多くの同情を得たのは、このような光景があったからでしょう。民間人をこんな残酷に扱う事はハマスのイデオロギーの一部なのでしょうか?(話しすり替えてんなよ)」
マシャール「ハマス、アル・カッサム旅団、そして私達の軍事組織は、占領軍、兵士(イスラエル)に対する抵抗に焦点を絞っていると申し上げましたが、どんな戦争でも、民間人の犠牲者が出るものなんです。私達に責任はない!」
ナビル 「10月7日にイスラエル市民や音楽祭で虐殺された方に行ったテロについて謝罪するのか?」
マシャール「お言葉だが、あなたの質問は...。このような事を申し上げるのをお許しください。謝罪はイスラエルに要求すべきだ。君は私に質問し私は明確に答えている。ハマスが意図的に民間人を殺す事はない。兵士に焦点を合わせている。それがハマスだ。」
ナビル「・・・・・。」
ナビル「あなたはヒズボラがやっている事は良い事だが、必要なレベルには達していないと言いました。この事からヒズボラ達の動きはこれまでのところ、あなたの期待を裏切っていると理解していいですか?」
マシャール「我々パレスチナは戦っている。これが私達の立場であり、決断だ。パレスチナの外では......ハマスの味方をしてくれる人には感謝している。ヒズボラ、レバノン戦線は今、火の海だ。レバノン人によるものであれ、パレスチナ人によるものであれ、誰によるものであれ、我々はそれに感謝している。ヒズボラはそこで積極的な役割を担っている。南レバノンでの衝突はいいことだし、我々の大義を支えている。主題はアル・アクサの洪水(マシャールや現在の最高指導者はイスマイル・ハニヤが世界に呼び掛けている反イスラエルジハード運動)であり、ガザに対してイスラエルの凶悪犯罪が行われる現在、確かにもっと大きな出来事が必要だ。しかし、レバノンやヒズボラを特別視すべきではない。イスラエルと国境を接する国々について話そう。大規模な戦争を繰り広げてきた偉大なエジプト...。今日、エジプト人は(怒りで)沸騰している...。私達はエジプト国民に敬意を表する。エジプトの指導者達による、より強力な立場を要求したいと思っている」
ナビル 「もっととはどういう意味?レバノンに関してはあなたもご存じな様にソーシャルメディアでも見る事ができます。レバノンの人々の状況は非常に悪いです。彼らは言ってますよ。 ハマスの指導者ハリド・マーシャルはエアコンの効いた部屋で、戦争、ジハード、爆弾テロについて話しているとね。」
マシャール「我々は戦場の真ん中にいる。誰も手をこまねいているわけではないのだ。ガザにいるハマスの指導者達も、海外にいる指導者達も、一緒にこの戦争を運営しているんだ。」
ナビル 「あなたは10月7日の攻撃を決定し、今、アラブ諸国に参加を要請している。我々アラブ人はこの決定に参加していないですよ(勝手に巻き込まないで)。」
マシャール「アラブ世界の誰もエジプトに言わなかった。なぜ1973年の戦争で我々を驚かせたのか?シナイのエジプトの土地が占領下にあったからだ。アラブ諸国が単独で隣国や他国に対して攻撃を仕掛ける事に人々は反対するかもしれない。しかし、占領下にある以上、そうするのは当然の権利だ。なぜこのようなことをしたのか、誰かに相談したのかどうかを尋ねる権利は誰にもない。(お前に10月7日の攻撃を独断で決定した責任を追及される筋合いはないわい)」
ナビル「・・・・・・・。」
ナビル 「イランはこれまであなた方の期待に応えてきましたか?イランはイスラエルを破壊すると言ってきましたね。」
マシャール「・・・・・・・。私達の仕事は要請をして人々に(約束を)思い出させる事です。」
ナビル 「あなた方が攫ってきた人質をどうするつもりですか?引き換えに何を望むの?」
マシャール「申し上げたように、これは囚人です。私達が拘束している囚人の話をする前に、敵が拘束している囚人がいる。5,500人ほどいましたが、今では10,000人になりました。イスラエルは毎日、ヨルダン川西岸から100人、200人、1000人と逮捕している。私達が守っているルールは、捕虜と捕虜を交換するというものです。我々はギラッド・シャリット(イスラエル軍将校)と引き換えに1,000人以上の囚人を取り戻した。今日、我々は数十人の兵士と将校を手にしている。インシャッラー、我々は彼らを使って(イスラエルの)刑務所を空にし、すべての派閥の息子や娘達を釈放するだろう。
この様な報道は日本のテレビは行わないでしょう。偏向した視点だけで報道しています。
日本のテレビだけではなく、BBC やニューヨーク・タイムズ等の欧米メディアも同じです。
これらよりも遥かに素晴らしい質問をこの中東メディアはハマストップにぶつけました。
この件について様々なご意見☟
ハマストップのカタール豪華生活について、19日に日本のメディアも報じており、安全なところで自分達だけ良い生活をしているようにしか見えない。
現在、米国財務省がこうした不正資金によるハマス幹部の蓄財を断つ為に制裁を開始しました。
10 月 18 日にハマス不正資金への制裁が発表されており、それをご紹介します。
米財務省外国資産管理局(OFAC)はガザを始めスーダン、トルコ、アルジェリア、カタールなどにおけるハマスの主要なテロリスト・グループのメンバー、工作員、資金仲介者10人に10月18日制裁を科しました。
この措置はハマスの秘密投資ポートフォリオで資産を管理するメンバー、イラン政権と密接な関係を持つカタールを拠点とする金融業者、ハマスの主要司令官、ガザを拠点とする仮想通貨取引所とその運営者を対象としています。
本日の指定は、ヨルダン川西岸地区とガザ、そして地域全体におけるハマスの収入源を根絶する為の米国による継続的な努力の一環であり、地域のパートナーや同盟国との緊密な連携の元に行われています。現在までに財務省はイラン政権とその代理人によるテロやテロ資金供与に関係する約1,000の個人および団体(ハマス、ヒズボラ、その他地域のイラン系テロ集団を含む)を標的としてきました。
イエレン財務長官は「米国はハマスが子供を含むイスラエル市民を残忍かつ非良心的な方法で虐殺した事を受け、ハマスの資金提供者や支援者を標的に迅速かつ断固とした行動をとっている。米国財務省にはテロ資金を効果的に阻止してきた長い歴史があり、ハマスに対して我々の手段を使う事を躊躇う事はない。制裁を課し、同盟国やパートナーと連携して、その管轄区域内のハマス関連資産を追跡、凍結、押収する」と発表しました。
ハマスがイランから受け取る資金に加え、その世界的な投資ポートフォリオは、スーダン、アルジェリア、トルコ、アラブ首長国連邦、その他の国々で事業を展開する数億ドル相当と推定される資産を通じて、巨額の収益を生み出しています。
ハマスのポートフォリオにある企業は合法的なビジネスを装って運営されており、その代表者は、ハマスがその資産を支配している事を隠そうとしてきました。
この投資ネットワークはハマス指導部の最高レベルによって指示運営されており、ガザの一般パレスチナ人が厳しい生活と経済状況の中で苦労している一方で、ハマス幹部が贅沢な生活を送ることを可能にしてきました。
本日、ハマスの秘密投資ポートフォリオに関係する6人、ハマス幹部2人、ガザを拠点とする仮想通貨取引所とその運営者を指定します。
この制裁により米国内にある、または米国人の所有もしくは管理下にある指定された人物のすべての財産および財産の権利は封鎖されます。
加えて制裁対象団体及び個人と特定の取引又は活動を行う金融機関及びその他の者は、制裁にさらされ強制措置の対象となる可能性があります。
禁止事項には指定された人物による資金、物品、またはサービスの寄付や提供の受領が含まれます。
サウジのキャスターにテロの責任を取らないのかと追及されていたカタール在住のハマス指導者ハリド・マシャルも大変なセレブです。
ハマスのセレブ達はどこからこんな大金を得たのでしょうか?
2014年段階でのハマスセレブについての分析です。
彼等の資金は以下の様に齎されたと報告されています。 故人からの遺産、慈善基金からの資金、イスラム教の6本柱のひとつであるザカと呼ばれる寄付、そして各国からの寄付です。
最初はシリアとサウジアラビアで、後にイランが加わり、ハマスの最大の支援国の一つとなっています。そして最後はカタールで、カタールは今やイランの座を奪うほどのスポンサーになりました。
各国からの寄付金とともに、ハマスの為の資金集めの募金活動がアメリカで始まっていました。
この段階でハマスの指導者達はかなりの大金を手にするように。
当時のハマスのナンバー2であるムサ・アブ・マルズークもその一人。
1990年代の初め、彼はアメリカで裕福なイスラム教徒の間で資金調達キャンペーンを始めると同時に、いくつかの銀行企業を設立しました。彼自身、融資や金融投資を行う10の金融企業のコングロマリットを設立しており、驚くべき金融業者でした。
米政権は1995年、テロ支援容疑でマルズークの逮捕を命じました。彼はアメリカの刑務所で2年間過ごした後、裁判なしで追放する事が決定。その為、彼は金を持ち続けました。
1997年に米国から追放された際、彼はすでに数百万ドルの資産を持っていました。知る人ぞ知る話だが、彼はおそらく米国政府政権と繋がり協力したのだろうと。
確証はないが、彼がこれほど重大な犯罪の処罰を免れた理由は他に考えられないと指摘されています。
2001年、9.11事件の捜査において、彼はアルカイダと広範な金銭的繋がりを持っていた事が判明。その中には同時多発テロで告発された21人のアルカイダ工作員への資金送金も含まれていました。
2014年時点でマルズークはハマスで最も裕福な億万長者の一人とみなされており、アラブの情報筋は彼の資産を20億ドルから30億ドルと見積もっていた様です。
もう一人のハマス指導者から大富豪に転身したのがハリド・マシャルです。(この記事のサウジメディアと対談している人物)世界中に彼が持つ資産は2014年時点で26億ドル(約2,800億円位)でしたが、(多くの情報源に基づく)アラブのコメンテーターが言及する数字はもっと高く、ペルシャ湾諸国の不動産プロジェクトに投資したものが加算されていないとも指摘されていました。
リストの次の大物は、ハマスのイスマイル・ハニヤ首相(当時)です。
https://youtu.be/qKKMuCypPt8?si=vIpBwB-MU5YnksD3
イスマイル・ハニヤはアル・シャティ難民キャンプ出身の一族の末裔です。彼はガザ地区で殆どの資産を義理の息子であるナビルの名義と、12人の息子や娘、そしてあまり知られていないハマスの指導者達の名義で登録しています。彼らは皆、ガザ地区の良い地域に家を持っており、どの家も少なくとも100万ドルの価値があるとの事。
これらの高官達がどこで金を手に入れたのかという問題は、ガザ地区の資金パイプラインを支配しているハマスが使っている腐敗したシステムにヒントがあります。
彼らは金を自分の所有物として扱っています。ガザ地区の人々の懐に入った金の大半は、トンネル取引と密輸市場の繁栄によって得たもので、ガザ地区に数億人の億万長者を生み出したと考えられています。
エジプトからトンネルでハマスと繋がっていたのは、当時ムスリム同胞団の副最高指導者、カイラト・エル・シャテルに他ならない。彼とハマスとの繋がりは、表向きはイスラムの宗教的な目的の為でしたが、実際には繁栄したビジネスを築き、驚異的な利益を得ていましたと観察者は言っています。
アラブ世界で最も権威のある新聞『Asharq Al-Awsat』(中東)は2014年、少なくとも600人の億万長者がガザ地区に住んでいると報じました。
エジプトからガザへの密輸トンネルは何百もあり、2007年6月から2010年までの間だけで、トンネル取引で8億ドルの現金が動いた様です。(ハマスの資金商人からの情報による)ハマスもまた、野菜の箱から高級車まで、取引されるもの全てにガザの商人達に課税し、指導者達はその金を懐に入れています。
とにかく腐敗しきっています。この金がガザの住人に全く反映されていません。
国際世論はここを追及し、ガザの住人が豊かになる為にハマスの腐敗した指導者の責任追及を行うべきです。