マーケットがインフレが悪化しさらに株やビットコインが下落するのではないかと固唾を飲んで見守っていた米国消費者物価指数CPIの結果

結果はマーケット予想よりもCPIは低い数字で発表され、マーケットは一息つけました。

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昨夜リアルタイムでの会員様ストーリー↑

総合CPIとコアCPIは共に予想を下回り(前月比+0.2%)、総合CPIは前年比+2.8%に低下。

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CPI ハイライト

  • 住宅指数は2月に0.3%上昇し、月間全項目上昇のほぼ半分を占めました。住宅指数の上昇は、航空運賃指数の4.0%低下とガソリン指数の1.0%低下によって部分的に相殺されています。
  • ガソリン指数は下落したものの、電気と天然ガスの指数が上昇した為、エネルギー指数は前月比0.2%上昇。食品指数も2月に上昇し、外食指数が0.4%上昇した為、0.2%上昇。家庭内食品指数は前月比で変化がなし。
  • 食品とエネルギーを除く全品目の指数は、1月の0.4%上昇に続き、2月も0.2%上昇。この月上昇した指数には、医療、中古車・トラック、家庭用家具・設備、娯楽、衣料、パーソナルケアなどがありました。航空運賃と新車の指数は、2月に下落した数少ない主要指数の中に含まれていました。
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この下振れにより、コアCPIは前年比+3.1%に低下し、2021年4月以来の最低となりました。

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コアCPIの詳細

  • 住宅指数は前月比0.3パーセント上昇。
    • 所有者相当家賃指数は2月に0.3%上昇し、賃貸料指数も同様に上昇。
    • 2月の宿泊外指数は0.2%上昇。
    • 住宅インフレ率は前月比0.36%上昇、前年比4.247%上昇、2021年12月以来の最低
    • 家賃インフレ率は前月比0.26%上昇、前年比4.09%上昇、2022年1月以来の最低
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  • 医療指数は前月比0.3パーセント上昇。医師サービス指数は2月に0.4パーセント上昇し、病院サービス指数は前月比0.1パーセント上昇。
    • 処方薬指数は2月に変化なし
  • 中古車・トラック指数は2月に0.9%上昇。
  • 新車指数は前月比0.1%下落。
  • 家庭用家具・サービス指数は前月比0.4%上昇し、娯楽指数は0.3%上昇。
  • 2月に上昇した他の指数には、衣料品、パーソナルケア、自動車保険など。対照的に、航空運賃指数は1月に1.2%上昇した後、2月には4.0%下落。
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サービスコストのインフレは急速に低下し続けています。

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エネルギーと輸送コストが急落

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スーパーコアCPI(住宅を除くサービス)も、2023年10月以来の最低水準に低下

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原油価格が下落している為、CPIとPPIエネルギーの両方が下落し続ける可能性があります

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CPI結果を受けたビットコイン値動き

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発表直後は急騰しましたが、アメリカタイムになるにつれ反落。GSはCPIが3.1%だった場合S&P500が-1.5パーセント程度下落すると予想していましたが、その通りになるのでしょうか?(インフレ率がまだ高いという判断)ビットコインもS&P500と同じような値動きをすると思われます。

アメリカタイム終了後の様子⇩

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CPI発表を受けたS&P500先物の値動き⇩

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アメリカタイム終了後の様子⇩

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ゴールドマン・サックスはS&P 500指数の2025年末の目標株価を6500から6200に引き下げました。

この引き下げの理由は、モデルに基づいて算出した適正な株価収益率(PER)が、将来の利益成長が鈍化する事を織り込んで、21.5倍から20.6倍に低下した為です。

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日経平均先物⇩

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アメリカタイム終了後の様子⇩

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VIX恐怖指数の様子⇩

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VIXはCPIの結果を受けてイイ感じに下落してきていますね。

CPIの結果を米国主流メディアは以下のように報道しています。

米国CPIデータライブアップデート:ビットコインが84,000ドルを突破

米国のインフレデータが予想よりも弱く、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの可能性に対する市場の期待が強まった事を受けて、ビットコイン(BTC)は水曜日に84,000ドルを超えて急騰。

米国の消費者物価指数(CPI)は2月に前年比2.8%上昇し、1月の3%から低下し、予想の2.9%を下回り、インフレ率はFRBの2%目標に近づきました。このデータは、金融政策の緩和が予想よりも早く行われる可能性があるという楽観的な見方を刺激し、ビットコインの価格が急騰。

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