ブラジル左派政権がブラジル国内でのXの使用を禁止する暴挙に出ました

 

さらに、ブラジル国民がVPNを使ってX(ツイッター)にアクセスした場合、摘発して1日あたり最高8,874ドル(129万円!)の罰金を科すと発表

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https://youtu.be/MjhBCSpYPqI?si=0jQsIIZBW3_nb6-b

ブラジル政府はXで複数のアカウントを削除するよう要求したり、Xユーザーの個人情報をブラジル政府に提供する様にイーロン・マスクに迫っていました。

左派のルラ政権が「デマを流したからXから削除しろ」と要求していたアカウントは、ボルソナロ前大統領の支持者です。

※ブラジルでは裁判官はあらゆるサイトに対してコンテンツの削除を命じることができ、誰が対象になったかは公表されない事が多い様です。

ルラ政権と最高裁はSNSからのボルソナロ支持者の追放、2023年1月8日に政府庁舎に押し入ったボルソナロ政権支持者の逮捕命令を積極的に進めています。

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イーロンは言論の自由を脅かす行為だと、ブラジル政府と裁判所からのアカウント削除や個人情報提供要求を拒否。

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その後ブラジル最高裁は、ブラジル国内でのXの停止を発表しました。

裁判所のこの発表から24時間以内にXは利用できなくなる見込みです。

ブラジル最高裁のモラエス判事は、アップルやグーグルなどの企業に対し、5日以内にXをアプリケーションストアから削除、iOSやアンドロイドでのサービスを停止するよう命令しました。

また、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)などの手段を使ってXにアクセスした人や企業は摘発し、1日あたり最高8,874ドル(129万円!)の罰金を科すと発表しています。

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裁判官の命令によると、禁止令はXがブラジル国内に新しい法定代理人を指名し、ブラジル法違反の罰金をその代理人が支払うまで効力を持つそうです。

以前Xは公式で、要求に応じないと言っていました。

「間もなく、アレクサンドル・デ・モラエス判事はブラジルでのXのシャットダウンを命じるだろう。ここで問題となっている根本的な問題は、モラエス判事がブラジル独自の法律を破ることを要求していることです。我々はそんな事はしない」と。

ブラジル最高裁はXと関係ないマスクの衛星会社スターリンクの銀行口座に対して凍結命令を出して凍結し、人質に取りました。

これに対しスターリンクはXへの投稿で、「ブラジル最高裁のこの命令は、スターリンクがXに対して課された罰金の責任を負うべであるという、全く根拠のない話だ。」と指摘しました。

マスクは「スペースXとXは全く別の会社である。おかしいだろう 」と言っています。

2022年、ボルソナロ政権はスターリンクにブラジルでの事業を許可しましたが、南米最大の国であるブラジルとアマゾンの遠隔地は、ネット環境から孤立している地域へのインターネットサービス提供を専門とするスターリンクにとって、大きな可能性を秘めている地域です。

モラエス判事は昨年1月8日起こったクーデター未遂事件におけるボルソナロ氏とボルソナロ政権支持者の役割を調査しており、今回の動きは次期選挙に向けてボルソナロ派を叩きたいという願望が見え隠れします。

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ブラジルの左翼はこの決定を喜んでおり、保守派は非難し共産主義者の危険性について警告しています。

ブラジル当局から圧力を受けるSNS企業はXが初めてではなく、昨年はテレグラムも特定のプロフィールをブロックする要求に協力しなかったとして、一時的に禁止されています。

ザッカーバーグのメッセージングアプリ「Whatsapp」も、2015年と2016年に警察からのユーザーデータの要求に応じなかったとして、一時的な利用禁止処分を受けています。

しかし興味深い事に、最近ルラ大統領が積極的に擦り寄っている中国の国策アプリTiktokは他国が警戒しているにも関わらずお咎めなしです。反対に、ボルソナロ政権はTiktokを禁止しようとしていました。

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今回のブラジル政府の動きに一般人も悲鳴をあげています。

ルラを大統領選挙でブラジルが勝たせた時からこうなると思っていましたが、左派政権に国家運営をさせるとこの様な大惨事に直ぐ繋がるので、日本でも選挙の際は慎重に選択をしなくてはなりません。