ディオールやアルマーニが中国人移民らに激安で商品を製造させ、丸儲けしていたのが欧米主要メディアに報道される

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https://youtu.be/LkhQQOzfczc?si=Dg1mKoURTs-gETLs

ミラノ検察がディオールやアルマーニなどの有名ブランドが時給僅か2ドル(320円位)でハンドバッグを中国人移民らに作らせ、1個数千ドル(数十万)で販売していたと発表し、これをWSJやワシントン・ポストが報道し話題になっています。

・ミラノ検察によるとディオールやアルマーニの高価なハンドバッグは、時給2ドルで移民労働者が製造し、製造コストは57ドル(9200円位)との事。

・フランスの多国籍高級ファッション企業ディオールは、店頭で約2,780ドル(447,580円)で販売するハンドバッグの製造の為に約57ドル(9177円)を、アルマーニは、2,000ドル(322,000円)弱で販売されるハンドバッグを製造する為に270ドル(43,470円)をサプライヤーに支払っていた。

・ミラノ当局は不法移民等が「非公式」に雇用されている作業場や仮設工場を何度も捜査した後に、これらの数字を入手したそう。

・労働者はしばしば作業場で寝ており、休日や週末も含め、夕暮れから夜明けまで働いていた。

・関与していた中国人工場経営者は、別途刑事捜査を受けているそう。

 

この件について、イタリアメディアはどの様な見解をしているのか見てみましょう。

アルマーニやディオールのデザイナー服ではなく、ハンドバッグやアクセサリーの生産にcaporalato/カポラート(労働者の違法な仲介と搾取)が蔓延している

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ミラノ検察の調査によれば、アルヴィエロ マルティーニディオール、アルマーニのハンドバッグは「搾取された労働者」によって低コストで生産されていました。

今回捜査された移民により低コストで作られていたハンドバッグ、アクセサリー等は、全てアルヴィエロ・マルティーニ、ディオール、アルマーニのサイン入りです。

これらは、強制労働の犠牲となったいくつかの中国資本の工場の労働者達が生産していたもの。

ミラノ労働検査部門のカラビニエリ氏は工場で「非正規労働者や不法労働者の搾取、多くの場合、非正規労働者の工場から工場への移動、下請け生産の同じ発注者の存在があった事を確認した」と発表しました。

最終的に、これらの工場のオーナーは強制労働の容疑で捜査対象者リストに登録されています。

洋服の製造ではなく、バッグなどの革製品製造に強制労働が使用された理由としては、革製品製造にはより多くの作業時間とより多くの機械が必要となり、人件費のコスト削減が必要だったからだと説明がされています。

極端に製造コストを浮かせるために「搾取的な条件下で非正規かつ秘密裏に行われる労働を利用する事でコストを削減している中国の工場」に注文を委託し、利益を最大化させる事が常態化していましたと。

下請けに9177円で発注し、447,580円という売値の48分の1しか支払っていないとなると中抜きし過ぎですから、この説明ではしっくりきませんよね。

因みにLVMH及びクリスチャン・ディオールの大株主であると同時に、両社の取締役会長ベルナール・アルノーは、世界で3番目に裕福な人物です。彼の娘、デルフィーヌ・アルノーがディオールの CEO です。

ベルナール・アルノーはフランスきっての親中派でもあり、今年5月に人民日報に取材されこんな発言をしています。

「中国市場は世界で最もダイナミックな市場の一つである。LVMH (ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー) は30年以上に渡り中国市場に深く関わっており、中国経済に対する私の自信は一度も揺らいだ事はない

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中国政府と深く関わる人物は決まって、儲かるからとモラルなき奴隷労働に手を染めやすいんでしょうね。