記録的な額のビットコインETFへの資金流入で急騰していたビットコインですが、大統領選挙でのトランプ勝利から1週間が過ぎ、落ち着きを取り戻そうとしています。
昨日は利確が大量発生していたとの報道があり、短期トレードをしていたアメリカ人は一度ここで利確をしている様子。
ビットコインの値動きにとって非常に重要なのが、最大のビットコインETFであるブラックロックのビットコインETFへの資金流入、流出の動きです。
それがこちら(ブラックロックETF、IBITのチャート)になります⇩
ビットコインの値動きが不安定な時はこちらを確認すると状況が把握しやすいです。ブックマークしておいて下さいね。
ビットコイン値動き⇩
ビットコインスポットETF純流入推移
11月8日からブラックロックビットコインETFに急激に資金が入って来て、昨日は流入量が少ない事が分かりますね。他のビットコインETFは流出が激しいです。
若干心配な値動きですが、大統領選後、あまりに急騰しましたので必要な調整でもあります。
調整をするにしても、11/6からの上昇を支えているサポートラインを割り込まなければ継続して上昇していけると見込んでいます。
DOGEについては、ビットコインの値動き次第です。ビットコインが年末に向けて上昇していけばDOGEも上昇し、ビットコインが下落すれば、DOGEは更に下落します。
昨日の下落でサポートを割ってしまいましたが、強い水平線(緑のライン)で踏み止まっています。
ファンダ的にも良い材料がビットコインには出てきていますので、年末年始に向けて上げていく可能性が高いと思われ、そうした材料をいくつか紹介します。
・ロイターがトランプの圧倒的勝利と共和党による議会制覇の見通しは、米国における仮想通貨政策の劇的かつ永続的な改革への道を開くものとなり、仮想通貨業界に大変革を齎すだろうと報道。
- 仮想通貨業界は仮想通貨に友好的なSEC議長と銀行へのアクセスを求め、トランプはそれに応える。
- トランプは暗号通貨諮問委員会の設立を約束
- 仮想通貨政策への楽観論(大規模な規制緩和)でビットコインが急騰、10万ドルに達する可能性
- コインベースなど仮想通貨大手取引所は、仮想通貨支持派の議員候補を支援するために1億1900万ドル以上を費やした
・トランプ政権は、米国登録企業が発行する仮想通貨に対するキャピタルゲイン税を廃止する計画だと報じられている。
この措置が施行されれば、米国の投資家は特定のデジタル資産の保有で得た利益に対する課税を免除されることになる。
これにはADA、 ALGO、 XRP、 XLM、 HBARのようなプロジェクトが含まれる。 この法案は暗号資産を発行する前に、企業が国内で事業体として登録されている事を要件とし、市場にある既存の暗号資産を持つ企業を米国に移転させる道も作るとの事。
トランプ政権移行チームメンバーが現在この件について協議していると言われており、 これにより、アメリカ製の暗号通貨はキャピタルゲインが免除されるため、アメリカ市民にとって最も理にかなった投資先となりそう。
トランプ大統領と次期政府効率化省(DOGE )は、連邦政府がブロックチェーン・ベースの選挙投票・本人確認システムを検討開始。
まだ未確認情報に近い情報ですが、実現するなら面白い話です。
不正選挙対策に改竄できないブロックチェーンを使おうとしている様です。
ブロックチェーン・ベースの選挙投票・本人確認システムはカルダノ(ADA)、ハイパーレッジャー、ヘデラのパートナーシップで構築される案があるそうです。 連邦政府として全州に 「eVote 」プラットフォームの導入を義務付け、全米の選挙の完全性を確保。
ADAとヘデラにとって良い材料ですね。