ホンダは東風汽車、広州汽車と合弁会社を9月末に設立すると発表しており、寧徳時代新能源科技(CATL)からのバッテリー調達を効率化し急騰する調達コストに対応する為だそうです。
社名は「衆鋭(北京)貿易服務」です。
新会社はホンダ中国が50%を出資し、東風と広汽がそれぞれ25%出資します。
この発表の後、目立った報道はされていませんが、合弁した企業が人民解放軍関連企業なので、このご時世な事もあり注目しています。
ホンダは中国で2027年までにEVを10車種発売したいとの事。
東風汽車は昔から人民解放軍の戦闘用車輌も手掛けています。
東風汽車の継続的な技術進歩は中国の軍用車両を強力に進化させたと中国メディアは報道しています。
現在の世界情勢で人民解放軍関連企業と合弁会社を作るホンダ、今後どうなっていくのでしょうか。
ここでは東風汽車と人民解放軍の関係性について見ていきます。
東風軍用車両と人民解放軍
東風は軍用車両の最初のブランドを構築した企業とされており、常に国と軍隊を強化するという重要な責任と使命を担っているとされる。
東風軍用車両は人民解放軍とともに、国を守るための鉄の万里の長城となっている、なんて言われています。
ベトナム戦争の際に東風EQ240は戦場で有名になり、兵士たちから「功労車」「英雄車」と称され、1984年、1999年、2009年の国慶節パレードや2015年の中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年記念パレードまで、東風軍用車は「中国軍用車No.1ブランド」として世界中の人々に知れ渡りました。
東風は人民解放軍陸軍と長年の関係を築いており、香港駐屯地とは切っても切れない関係にあります。1996 年 3 月下旬、東風会社は香港に駐留する軍用車両の設計を任され、香港に駐留するすべての軍用車両が東風によって生産されています。
この様に人民解放軍企業と言っても良い企業ですので、ホンダは今後関係性を薄めていく必要があります。