しっかし、7年8か月続いた虎ノ門ニュース終了は残念ですね。著名人が集まり、この番組だけの場の様な力を持っていたと思います。
本日、11.11の番組も非常に見ごたえがありました。
その番組終了の原因となったのではないかと噂されているのが、オリックスによる番組スポンサーDHCの買収です。
オリックスという企業について、どの様な企業なのか少し見てみましょう。
オリックス(北京語では欧力士)は大変に中国ビジネスに力を入れており、大連に中国本社を置く唯一のグローバル総合企業グループとして日本企業を中国に引き込んでいる企業です。
この調子なので、今回の買収と番組打ち切りが関係しているのではないかと疑ってしまいます。
⇩こちら建築中の大連本社ビル⇩大連での日中友好のシンボルとなります。
オリックス中国本社タワーが中国と日本との新たな経済協力・発展に向けた新たな空間を提供する等と2021-07-06に中国で華々しく報道していますが・・・
この世界情勢の中、これから日本企業を引込ビジネス拡大しようって言うんですからセンス無しです。
オリックスタワーの上棟式には大連市政府副市長、中山区政府区長、市発展改革委員会が出席し中国再度の力の入れ具合も良く分かります。
「2021年12月、オリックスは大連で11年目を迎えるが、 大連政府、企業、社会各界の支援により、オリックスの投融資と産業事業は大連から全国に広がった。
この期間にオリックスの中国における投資と事業展開は、省・市の各部門や各レベルの指導者から強い支持と注目を集め、特に大連中国本社ビルの建設には、市政府、金融業界、建設部隊、戦略パートナーの知恵と努力が結集されています。
このビルは、大連の地域経済の発展と日本との新たな経済協力の場となることでしょう。」
ですと。
日本人にはもしかしたらあまり知られていないかもしれませんが、オリックスさんもとい欧力士はこの様に随分と中国共産党と結びつきが強い企業です。
最近での中国でのオリックスの面白い動きとしては、去年からの中国不動産バブル崩壊のきっかけとなった恒大集団の会長许家印の香港の邸宅に抵当権を設定しています。
大連本社ビルやこちらに見られるようにオリックスは中国で不動産開発・運営に初進出をしたと2021/09/29に日経中国語版で報道されています。
このタイミングから中国で不動産やるかー!(笑)
大連本社ビルは2022年秋以降の完成を見込んでおり、オリックスの中国本社も入居予定との事。
また、オリックスさんは悪名高い【一帯一路】のスポンサーでもあります。
その様子ですが、オリックスと "一帯一路"として中国では報道されています。
2017年4月28日、中国を代表するグローバル民間投資グループである中国民生投資集団(CMIG)は、「一帯一路」構想を打ち出しました。
中国を代表するグローバル民間投資グループである中国民生投資集団が様々な国や地域の機関投資家のコミュニティによる100億ドル規模のアジア機関投資家共同海外投資ファンドの創設を目指し、2017年4月28日に香港で創設者会議が開催、 スポンサーとして中国オリックス・グループ会長の刘国平氏が招待されました。
刘国平董事长は公演を行い「アジア機関投資家共同海外投資ファンドは、先進国の技術、ブランド、資源の優位性と「一帯一路」沿線国の発展可能性を合体させグローバルな産業プラットフォームの構築を目指すもので、目標規模は100~150億米ドルだ。
「産業と金融の融合」という戦略方向はオリックスグループの発展戦略と一致する。 一帯一路は中国が主導する開発戦略であり、アジアの近代化にとって広範囲な意味を持つ。
「オリックスは一帯一路海外投資のフロンティアを共同で開拓し、利益共同体を確立していきます」と述べています。
一帯一路の実働部隊でもありますね。
一帯一路推進の為にオリックスがこのプロジェクトの一環として世界で行った興味深いものに、フィリピンのエネルギーとインフラの分野を抑える為にPanda Green Energy(熊猫绿能)への出資があります。
2017年「一帯一路」国際協力サミットフォーラムでPanda Green Energyの董事会主席である李原氏は、フィリピンの元ドゥテルテ大統領と会談し、大統領の特使と戦略的協力協定に調印。
合意により、中国とフィリピンはフィリピンのエネルギーとインフラの分野で全面的かつ綿密な協力を行う事となった。
こうした契約をしていった結果、フィリピンはエネルギーインフラを中国に握られ逆らえなくなりました。ドイツとロシア状態。
2021年の段階で、オリックスは今後も「一帯一路」計画に沿った投資、リース、ストラクチャードファイナンスなどの金融サービスや、「一帯一路」沿線諸国におけるオリックスのネットワークを通じて、アジアやその他の地域の有力中国企業と協業していく予定だとしています。
これでもかと親中企業ですね・・・
最後に、竹中平蔵が社外取締役を務めていた事でも有名なオリックスですが、竹中氏は2022 年 5 月 11 日オリックス社外取締役退任とオリックス株式会社から発表されています。
オリックス中国のサイトです⇩