ポーランドに落下し死者2名を出したミサイルについて

 

2022.11.17

· EuropeNews

⇧事故現場の状況が分かりやすいポーランドからの動画

2022 年 11 月 15 日火曜日、ウクライナとの国境から約 6 km 離れたルブリン地方のプシェボドフ村にロケット弾が落下しました。

爆発の結果、ポーランド共和国の 2 人の市民が死亡しました。農場の職長と、トウモロコシを持って会社の敷地内に少し前に入ったトラクターの運転手です。

アンジェイ・ドゥダ大統領とマテウシュ・モラヴィエツキ首相を含むポーランド当局は、ロシアの攻撃から身を守るためにウクライナ軍が発射したミサイルである可能性が最も高いと述べた。

同日、ロシアは 2 月 24 日以来最大のウクライナ攻撃を開始し、主にウクライナ西部を含む民間施設を狙って100 発程度のミサイルを発射していました。

ポーランド当局、NATO の指導部、および米国当局は「ロシアがこの攻撃の最終的な責任を負っている。また、事故がポーランドへの意図的な攻撃ではなかった」と主張しています。

NATO事務総長は事故のように見えるこの事件の最終的な責任をロシアが負うことを強調。

緊急開催されたポーランド国連安全保障理事会の会議では「ウクライナに対するロシアの侵略戦争がなければ、プシェウォドフでの爆発の犠牲者は殺されなかったでしょう」とクシシュトフ・マリア・シュチェルスキー国連大使は述べています。

米国国家安全保障会議の広報担当者は「最終的な結論にかかわらず、この悲劇的な事件の最終的な責任者がロシアであることは明らかです」と発表した。

ところが、ウクライナ側は、ウクライナ軍はポーランド市民を殺害したロケットを発射しなかったと主張している。

ゼレンスキー大統領は火曜日の段階で「それが私たちのロケットではないことに疑いの余地はない」「ウクライナの立場は非常に明確だ。すべての詳細、すべての事実を明らかにしたい」としています。

それの立場は現在も変わっていないように見え、ウクライナ軍の空軍司令官とウクライナ軍の最高司令官であるヴァレリー・ザルジニーの報告によると今回の事故はウクライナ側が原因ではないとしているようです。

同盟国、NATOがウクライナの迎撃ミサイルの可能性が高いと指摘している以上、ゼレンスキーは慎重にこの件を取り扱う必要があり、現在の言動はやや危うく見えます。