北朝鮮の金正恩が米国、韓国に対し、

「いつでも即時かつ圧倒的な核による反撃」を開始できる様に軍に要請

 

 

2023.3.20

· 【最新ニュース】,Daily News

北朝鮮は昨日、核攻撃の仮想発射訓練を行い、金正恩は「核攻撃態勢の完備を急げ」と号令を出しました。

合わせて金正恩は米国と韓国が核使用を想定した合同軍事演習を拡大していると非難声明を朝鮮国営メディアを通して発表。

「いつでも即時かつ圧倒的な核による反撃」を開始できる様に軍に要請しています。

朝鮮中央通信は「敵が対北朝鮮侵略の動きをますます強めている現在の状況は、北朝鮮が核戦争抑止力を指数関数的に強化する事を緊急に要求している」と報道。

北朝鮮はミサイルの部品をどこから調達しているのか?

アナリストや制裁の専門家によると、北朝鮮は海外からの材料に依存し続けている。

北朝鮮への制裁を監視する国連の専門家パネルの元コーディネーターで、現在は独立系の制裁コンサルタントであるヒュー・グリフィス氏は、「ロシアと中国が、北朝鮮の弾道ミサイルの海外調達機関の大半の拠点となっている」と指摘しています。

去年9月、米国財務省は北朝鮮の高麗航空に勤務する2人の北朝鮮人を制裁しました。

彼らは、北朝鮮当局に代わって電子部品を含む軍事物資を中国から調達し、輸送した罪に問われています。

米国政府によると、北朝鮮が最も求めている技術や材料の中には、弾道ミサイルを輸送し発射するための多軸重車両、鉄、アルミニウム、チタンを含む特殊材料、軽量ロケットを作るための炭素繊維やフィラメントワインダー、アルミニウム粉末や過塩素酸アンモニウムなどの固体推進剤が含まれています。

「これらの部品を入手するために、北朝鮮は、北朝鮮の外交団や貿易事務所の職員、第三国の国民や外国企業を含む調達代理人の広範な海外ネットワークを使っている」と指摘がなされています。

北朝鮮は2030年までに約100トンの固体推進剤を輸入することを望んでおり、グリフィスは材料は小さく、何の変哲もなく、密輸が容易であると述べています。

北朝鮮の核開発を推進しているのは中国とロシアと言っても過言ではありません。