米国FBI長官は、ニューヨークにある非公式の中国警察署を「非常に懸念している」為、現在調査をしていると言っています。
FBI長官のクリストファー・レイ氏の米上院の国土安全保障・政府委員会の公聴会での指摘
「米国は、中国政府が米国の都市に無許可の警察署を設置し、影響力工作を行う可能性があることを深く懸念している。
私は中国の警察が(米国当局と)適切な連携なしに、例えばニューヨークで事務所を構えようとするのは言語道断だと思う。主権を侵害し、標準的な司法と法執行の協力プロセスを回避するものだ。」
この様にレイ氏は発言。
欧州に拠点を置く人権団体「セーフガード・ディフェンダーズ」は9月に、ニューヨークや東京を含む世界の主要都市に数十の中国警察の「サービスステーション」が存在する事を明らかにする報告書を発表しました。
報告書によると、これらのサービスステーションは、北京が一部の在外中国人やその親族に対して、刑事責任を問う為に中国に帰国するよう圧力をかける為のものだと。また、中国共産党の影響力とプロパガンダを海外に広める役割を担う共産党の組織「統一戦線工作部」の活動とも関係があるという。
【この件は以前の記事で纏めましたので、こちらを参照なさってくださいhttps://www.meimeinote.com/blog/f978585020f】
今月初め、中国外務省はオランダ当局の照会を受けて、オランダにそのような施設があることを否定し、中国警察派出所だと指摘されている物は中国国民が書類を更新するのを助ける為のオフィスであると述べた。
レイ氏によると、米国は中国政府が習近平に反対する米国内の人々に対して嫌がらせやストーキング、監視、恐喝を行っている事に関連して、多くの起訴を行っているとの事。
「これは現実の問題であり、このような事が起きているのは我が国だけではないので、外国のパートナーとも話し合っているところです」とレイ氏。
米国は10月、米国居住者とその家族の1人を中国に送還する為に、中国政府が監視と嫌がらせを行ったとして、7人の中国人に対する刑事告発を行った事を公開しています。
既に実害が出ており、その司令塔としてNYの秘密の中国警察署は機能していると睨み捜査に入っている様子。
この件はイギリスのガーディアンなど、世界各国の主要メディアで大々的に報道されていますが、相変わらず日本のメディアは不気味に静まり返っています。
中国共産党の影響力工作の支配下に日本のメディアやテレビがあると言う証拠ですね。