日大准教授ロックリーとUBIソフトが起こした弥助騒動

 

日本人が想像するよりも上のレベルで海外で拡散しており、その多くは一次資料から分かる範囲を逸脱したフィクションです。

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https://youtu.be/XCEQuzNBxIU?si=RHcIit4U8nVU462I

今回の騒動は弥助を日大准教授トーマス・ロックリー氏が過剰に美化し、ふんだんにフィクションを盛り込んだ自著を史実として世界的に広めた結果起きた事です。

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最近話題のアサクリシャドウズの制作会社フランスのUBIソフトにも日大准教授ロックリー氏はアドバイスしていました。

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海外メディアでどのように弥助が描かれているのか少しご紹介します。

 

smithsonianマガジン

スミソニアン博物館で有名な米国の国立学術文化研究機関の機関紙。

スミソニアンは記事の冒頭で、ネットフリックスのアニメ「弥助」について紹介し、弥助は信長の介錯を任されるほど重要な侍であり、これは事実であると述べています。

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「燃え盛る本能寺の中で、弥助という黒人の侍が織田信長と緊迫した会話を交わしていた。信長が自分の運命を諦めているのに対し、弥助は二人で敵から逃れ、また次の日まで戦えることに希望を持ち続ける。信長は弥助に「私に残されたのは名誉ある死だけだ」と言い、自らの腹部を刀で貫いた。弥助は大きな悲鳴を上げた後、刀を振り上げ、信長の首を切り、信長の切腹は完了した。

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ネットフリックスのドラマにおける本能寺の変の描写の大まかな概要は歴史的に正確である。弥助は、日本の戦国時代に「天下統一の立役者」として知られた強力な大名、信長に雇われたアフリカの戦士であった。最初の黒人侍である弥助は、最期の時まで信長の側にいた。一般的な伝承によると、信長は弥助に息子に自分の首を返すよう命じたそうだ」

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とこの様に、スミソニアンともあろうものが何の証拠も根拠もない事(弥助が信長の介錯をした等)を平気で報道しています。

 

スミソニアンがこんな報道をしている根拠は日大准教授トーマス・ロックリー氏の著書『アフリカのサムライ:封建時代の日本の伝説の黒人戦士弥助の真実』で、ロックリーはこの本を事実として売り込んでいます。スミソニアンともあろうものが一次資料にも当たらず、裏も取らずに信じて記事にしたのでしょうか。

更に衝撃的なのはスミソニアンは記事の中で、「信長に仕える小さな取り巻きの一団、それらの武士はおそらく30人から50人ほどで、主に若い男性で構成されており、多くは信長の愛人でもあった」とロックリーが書いている事を利用し、弥助と信長が恋人だったかもしれないと匂わせている所です。

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昨今の米国のイデオロギー政策であるLGBTQ政策でも意識したのでしょうか。いずれにしてもその様な史実はありません。

これが日大准教授トーマス・ロックリーが日本の歴史を捻じ曲げ、フィクションを事実として海外に広めていると非難されている実例の一つです。

酷いところでは、日本の大名は戦国時代に黒人奴隷をステータスとして収取していたという話まで広がっています。

ここまで根拠のない話をベースにゲーム化や映画化の話が大々的に出ているわりに弥助についての以下の様な一次資料は海外では把握されていません。

信長公記 巻之下 弥助についての記載⇩

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拡大します

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『家忠日記』での弥助についての記載⇩

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宣教師が弥助について報告した資料とそれが和訳されたものを国会図書館で閲覧できます。

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宣教師が本能寺で捕らえられた弥助は何もしない黒奴だから殺す必要が無いと明智光秀が解放した様子を報告している箇所⇩

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弥助に関する一次資料についてはこちらで纏められています⇩

興味深いですが、一次資料には弥助について大した内容が書かれていない事に直ぐに気が付きます。

弥助に関する記録が残っている一次資料は「信長公記」「家忠日記」それぞれ1か所ずつ、イエズス会宣教師による記録3か所の計5か所のみ。
その内容は信長と弥助の初対面の際の簡単な記録、信長の甲州征伐からの帰路における簡単な記録本能寺の変の際の簡単な記録の3通りのみ。
逆に言えば、この表記以外は根拠がなく、ロックリー氏や海外メディアが事実として報道している事の大半がフィクションである事が分かります。

 

トーマス・ロックリー日大准教授が史実として自著を世界に売り込んだために、弥助フィクションが事実として世界に広まっている状態です。

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例えばブラジルでは日本で英雄になった黒人侍弥助と誤って称賛されています。弥助が悪いと言ってる訳ではありません。史実とかけ離れた妄想が独り歩きしているのを止めようとしているのです。

こちらは駐日ブラジル大使館公式のツイート。嘘の弥助物語の拡散ぶりが垣間見えますね。

アラブメディアも弥助は伝説の黒人侍だと流しています。

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1581年信長が弥助に武士としての身分を与えたと伝えていますが。。。(勿論そんな史実はありません)

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当然ソースはトーマス・ロックリーです。アラブにまで事実誤認を広げ大した影響力です。

こうした世界へのデマ拡散状況があまりにも酷いので、日本人がこの件を追及し、現在大変な話題になっています。

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私も数回に渡り、この件を追及しています。

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私達がXで追求するよりも早く、こうした状況に気が付き、デマを飛ばすロックリーや海外メディアに立ち向かっていたのが日本のゲームYoutuber達です。

その方法が非常にユニークで、デマ歴史でゲームを作る会社やロックリーを非常によくできたAI生成ソングで叩いています。

この日本人のやり方、(怒りを曲で表現する)が外国人に大受け。海外でも高評価され、ポリコレに対応する新しい文化を作ったと評価されていますよ。

https://youtu.be/fRNSOOyfOwU?si=MD86RlkveAfc_JX5

https://youtu.be/YwX-GK2IgVU?si=0FFzTDz_EXcSxMA8

こうした日本人が作成した弥助動画がヒットし、外人達が英語やフランス語、中国語に翻訳して更に広めている状態です👏

https://youtu.be/1mSOBRjDX0A?si=LxJIJ64gchpDQIxs

https://youtu.be/w0uN0o6dSxA?si=-kdxMgdvlfvh9lUW

トーマス・ロックリーや弥助をポリコレ化し、日本の歴史を書き直そうとした連中の悪事が次々と暴かれていっています👏