FTX社内の凄まじい腐敗ぶりが明らかになりました。
その腐敗ぶりのいくつかを簡単にご紹介。
顧客の預金を自分達の個人使用のために貸出し
木曜日に裁判所に提出された書類によると、破綻した暗号通貨取引所のFTX共同創設者サムと彼の関連会社の1つ、そして他の経営幹部2人が、サムが経営するAlameda Researchから多額の融資を受けていたことが明らかになりました。
Alamedaの債権には「関連当事者」への融資を合わせた41億ドルが含まれ、サムへの10億ドル、サムが所有するペーパーバード社への23億ドル、FTXのエンジニアリング責任者ニシャッド・シンへの5億4300万ドル、FTXデジタル・マーケットの責任者、ライアン・サラメへの5500万ドルが含まれていました。
FTXは会社の資金を使用して従業員の家をバハマに購入
調査がなされたところ、住宅は会社名義ではないので返還請求はほとんど不可能との事。
これらの取引に関するまともな記録がないことも明らかになりました。
バハマでは、FTXグループの会社資金が、従業員や顧問の住宅やその他の個人用品の購入に使われたとデラウェア地区の米国連邦破産裁判所に提出資料に記載されています。
取引の一部には融資としての書類がないようで、ある不動産はバハマの記録上、これらの従業員やアドバイザーの個人名で記録されていた。
FTXの財務状況が確認され「財務管理が完全に欠如している」事が判明
FTXはデジタル資産に関して「適切な」帳簿や記録、あるいはセキュリティ管理をしていなかった。
それを表すのが、社員が専門的な費用の払い戻しを受けるには、チャットで申請するだけで上司がすぐにパーソナライズされた絵文字を添えて承認していた事です。
おまけに従業員のリストと彼らが何をしたかのリストもありませんでした。
サムが経営するアラメダだけはFTXでレバレッジをかけて取引する際にロスカットされない設定になっていた
仮想通貨ヘッジファンドであるアラメダ・リサーチは、仮想通貨取引所の清算手続きから「秘密の免除」を受けており、アラメダがFTXでリスクの高いレバレッジ取引を行う際に、ロスカットがアラメダだけにはされず、価格が戻るまで待てる為、優位性を保っていた。
FTX は顧客資金の不正使用を隠すソフトウェアを構築していました
監査人や投資家を含む第三者が気付かないうちに記録を改ざんすることを可能にする裏口があったことが判明しています。
ああ、凄すぎます。眩暈がします💫