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ロシア反体制派メディア、モスクワタイムズによると、ロシア当局は、ここ数週間のドローン攻撃の数々を受けてGPS抑制策を強化している様です。
民間航空機からの無線メッセージに基づいて衛星通信を追跡するgpsjam.orgのデータによると、4月以降、ロシアの少なくとも15地域で「強い」干渉が観測されています。
2023.3.30の様子⇩
今年初め、GPS信号の妨害はモスクワとヴォルガ川周辺地域に集中していたが、4月中旬にはモスクワを囲むイヴァノヴォ、ウラジーミル、ヤロスラブリ、リャザン、カルーガ地方に拡大した。
ドローンによる攻撃は、ウクライナの春の反攻と、5月9日のロシアの戦勝記念日のパレードを前にして行われました。
水曜日には、モスクワが2台のウクライナ製無人航空機がクレムリンにあるプーチン大統領の住居を狙ったと主張し大騒ぎになりましたが、この主張はキエフによって否定されています。
GPSサービスの中断に関する苦情は、モスクワのクレムリン上空で2台の無人機が撃墜された翌日の木曜日の朝から出始めています。
5月4日、TelegramチャンネルのBazaとAteo Breakingによると、モスクワの住民は、市内でGPSサービスが誤動作している事に気が付きました。国営放送RBCは、ロシアのインターネット大手YandexがGPSの問題を確認したと報じた。
ヤンデックスの担当者は、ユーザーの位置情報サービスに関する問題は、ナビゲーションからフィットネストラッカーまで、あらゆるものに影響を与える衛星システムの故障が原因である可能性が高いと述べています。同社の広報担当者は、GPSの不具合はインターネットサービスの問題とは無関係であり、アプリは不正確ではあるもののデバイスから情報を受信しているためだと指摘した。端末が不正確な位置情報を送信している可能性がある理由については説明しなかった。
ロシアの衛星航法システムGLONASSは、出版社Daily StormにGPSの問題を確認しました。同誌によると、問題は5月4日の「午前6時頃」に始まったという。GLONASSは問題の原因を特定していない。
テレグラムチャンネルAteo Breakingは、GPSシステムが不正確な位置を表示する問題が街中で発生していると書いています。
GPSの問題が、5月3日未明に発生したクレムリンへのドローン攻撃に関連しているかどうかは不明です。