日本でも大人から未成年までも大人気のTikTokですが、欧米の子供達に「ブラックアウト」チャレンジが流行り、過去18カ月で少なくとも20人の子供が死亡しました。
ブラックアウトチャレンジとは?
12歳以下の子供15人と、13歳〰14歳の5人が死亡したこのチャレンジは、「pass out challenge(気絶チャレンジ)」とも呼ばれ、靴紐など様々な家庭用品を使って、意識を失うまで息を止めるチャレンジを子供達に促すものです。2008年に初めて登場し、少なくとも80人の命を奪ったが、2021年からTiktokで再流行しています。
医師が「ブラックアウトチャレンジを行っている子供達の脳で実際に起こっている事は、誰かが溺れたり、窒息したり、心停止した際と同様の酸素不足だ」と指摘しています。
日本でも失神遊びとして昔から知られますが、これを他人に行い、結果的に致傷・致死となった場合には傷害罪、傷害致死罪、更に集団で行われた場合には、暴力行為等処罰法違反の罪を構成するれっきとした犯罪行為です。
Tiktokは間接的に児童に失神遊びを行っている様なもの。
症状としては・・・首が絞められ血圧が下がり、血流が抑制される事で、脳が酸素不足・養分不足に至り、意識消失や痙攣が発生します。
脳は酸素不足や養分不足に最も弱い臓器であり、しばしば視聴覚や記憶に重大な後遺症が残りますが、3分間以上この状態が継続した場合、脳死となります🧠⚠
ブラックアウトチャレンジ等がTiktokで子供達にどのように流行しているのか?
Tiktokはブラックアウトチャレンジの投稿による被害者の遺族からの訴訟などもあり、現在ブラックアウトチャレンジを規制しました。
しかし、被害にあった児童の母親は「TikTokでブラックアウトチャレンジに似た言葉を検索すると出てきた動画結果の量がとんでもない事になってる」と話しています。
TikTokでは定期的に様々な奇妙で子供には見せると危険な性的な「チャレンジ」が流行します。
例えば、ズボンを履いたままおしっこを漏らす「おしっこパンツチャレンジ」。
また、裸を投稿する裸チャレンジやら、そのまま性行為をTiktokに投稿するセックスチャレンジ等も平気で投稿されています。※こちらは直接お見せするのが憚られますのでお見せしませんが、Tiktokには山の様に存在します。
さらに、先日Tiktokを中心に#skullbreakerchallenge(頭蓋骨粉砕チャレンジ)という超危険なチャレンジが世界的に流行しました。
子供の頭を地面に叩きつけて、その様子を楽しむバイラル動画です。
アレルギー症状を緩和する抗ヒスタミン薬ベナドリルを大量に飲んで自撮りするベナドリル・チャレンジ(Benadryl Challenge)
この様に親の知らない所でとんでもないコンテンツを子供達が見ている可能性があります。
こうしたチャレンジが流行し始めた背景としては、TikTokの運営会社である中国のByteDanceが買収して2018年に統合したリップシンクアプリのMusical.lyにあると言われています。
Musical.lyはブラックアウトチャレンジの様な危険なチャレンジを売りにしていました。
こちらは当時のMusical.lyの動画です。Tiktokそのもの⇩
数年に渡り、競合プラットフォームから弾き出された13歳未満の子供(YouTubeやTwitterはこうした児童への危険行為を煽るコンテンツを未成年に見せないように対策しています)を受け入れており、2016年の時点でトップユーザーの多くが未成年の子供だったそうです。
Musical.lyの共同創業者であるAlex Zhu氏は2016年の公開カンファレンスで、Musical.lyが他のエンターテインメントアプリと違う点として、様々な「チャレンジ」が宣伝されており、ユーザーがこれに挑戦する風潮を挙げています。この風潮はMusical.lyを統合したTikTokにも引き継がれ、2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック期間に多くの若者達が共鳴し、TikTokのチャレンジが世界的なトレンドとなりました。
Tiktokはブラックアウトチャレンジの様な危険なコンテンツで子供が死亡しても責任を取らない
TikTokは「ブラックアウトチャレンジ」で子供が死亡しても責任を認めないと報道されています。
ブルームバーグによると、Tiktokを運営するバイトダンスは米国では連邦保護法の適用を受け、事故による責任については免責されると判事が判断を下したとの事。
被害に遭ったの子供の家族は、裁判官の判決に同意していないと言っています。
TikTokは、首を絞める事を奨励する所謂Blackout Challengeの動画を見て真似した10歳の少女の死に対して責任を負わないという判例が出た。フィラデルフィアのポール・ダイアモンド連邦地裁判事は、同社のアプリがNylah Andersonちゃんに動画を勧めていたとしても、動画共有プラットフォームの責任は連邦法で保護されていると述べた。
このチャレンジのバージョンは様々なプラットフォームに投稿され、複数の子供達の死の原因となっています。チャレンジをめぐるTikTokに対する他の不法死亡訴訟は、オークランドとロサンゼルスの連邦裁判所で係争中です。
裁判記録によると、アンダーソンさんは2021年12月、ペンシルベニア州の自宅のクローゼットで財布の紐で首を吊っているところを発見された。彼女の母親は、TikTokが "For You Page "で少女に動画を勧めたとして、TikTokを訴えた。
判決では、アプリが少女に動画を勧めていたとしても、TikTokは訴えられないとした。ユーザーに動画を勧める事は、連邦通信品位法230条の下で責任から保護される「まさにその活動」であるとされており「このような免責を与える事については、裁判所ではなく、議会で適切に議論されるべきものです」とも述べています。
連邦議会は1996年の法律に230条を追加し、オンライン・コンテンツ・プロバイダーが、そのプラットフォームにユーザーが投稿したコンテンツに基づく大量訴訟から保護しています。
おかし過ぎますね。Tiktokは13歳以下の子供に視聴を禁止していますが、死亡した児童は13歳以下ですし、Blackout Challenge以外の有害な動画も拡散され続けています。
法律の抜け穴を利用してTiktokは子供に首を絞める動画を拡散したに等しい。
TikTokライブはいかにして「15歳でいっぱいのストリップクラブ」になったか
Tiktokの少女の行うライブストリームには男性が潜み、お金やプレゼントに釣られた若い女の子達が、性的な行為を行う場所として人気があるとフォーブスが報道。
「お金を払えばあなたの見たいものを見せてあげる」MJは彼女の口に指を実行しながら、聴衆に語った。
「35ドル払う」と答える視聴者がいた。別の視聴者は、彼女にいくら送ればいいのか尋ねた。
長いブロンドの髪をタイトな黒のノンワイヤーブラジャーの上に垂らし、ポーズをとって唇をすぼめると、何人かはMJに足を見せるように頼んだ。
「私は68歳、あなたは私に借りがあります」と高齢の視聴者はMJに見せるように要求した。
これらのやりとりはナイトクラブでの大人同士のやりとりではなく、14歳だというMJが友人達と一緒に、ある土曜日の夜に見知らぬ2000人に向けて配信していたTikTokライブで行われたものだった。
フォーブスは最近の数百のTikTokライブストリームを調査し、視聴者が定期的にコメントを使って若い女の子に児童ポルノに近い行為をするように促している事を明らかにしました。
ハーバード大学法学部の副学部長で、若者とメディアを研究するハーバード大学バークマンクラインセンターの教員でもあるリア・プランケットは、「15歳の若者が集まるストリップクラブに通うのと同じ感覚です」と言う。
地元のナイトクラブが未成年者をステージに上げて、大人の観客の前で、彼らが要求するどんな活動に対しても積極的に応じさせ、お金を稼いでいると想像してみてくださいと教授は指摘しています。
「それは性的搾取です。TikTokがここでやっている事はまさにそれなのです。」
Tiktokは未成年者にオンライン上で気軽にソフトな売春をさせているようなもの。
これは最近問題になっているTiktokでの状況です。
スパイアプリであるだけではなく、暴力を助長し、子供の性も破壊する環境が整っています。
日本国内でのこれ以上の普及を防ぎ、国内から排除すべきでしょう。
言論の自由などというレベルではなく、明らかに有害です。
デジタル庁はこんなものを積極的に使うべきではありませんし、この様な状態についてどう考えているのか見解を聞きたいもの。