散々すったもんだした後での改めての買収発表ですから、今回こそTwitterはマスクの会社になるでしょう。
株価も爆上げ⇧
現在マスクはTwitter の買収撤回のための法廷闘争を放棄して、Twitterに対して当初の 440 億ドル の入札を実行することを申し出ています。
マスクがTwitter への書簡で申し出をした事が火曜日に米国証券取引委員会に提出した文書で明らかになりました。
ツイッターサイドはマスクへの対応について具体的にコメントすることなく、書簡を受け取り、合意された価格で取引を完了するつもりであると述べている様です。
マスクが方針を変えた理由について「マスク氏は次の裁判で負けると予想していた可能性があるからツイッター買収に方向転換した」等とも言われていますが、実態は不明です。
マスクは以前から論点にしていたTwitterアカウントのBot数の偽装疑惑についてはこれ以上追求しないようにも見えます。
メディアはマスクが裁判に負けそうだから買収に合意したとの方向性で報道していますがBotの件は今後マスクが買収を終えた後で明らかになるかもしれません。
今年の8月には1月までTwitterのセキュリティ責任者を務めていたPeiter Zatko氏が、Twitterが重大なセキュリティの脆弱性を無視し、プラットフォーム上のBot(偽アカウント)の数を誤ってSECに報告していたと内部告発を行いました。
ザトコ氏は「マッジ」の名で知られる元ハッカーでもある有名人で、7月、証券取引委員会と連邦取引委員会に訴状を提出しています。
ザトコ氏は、ツイッター社の幹部が複数のセキュリティの脆弱性を無視していると主張しており、「Twitter社のBotに対する方針は、スパムアカウントを過小評価し、Botでプラットフォーム上のユーザー数が増加していてもボットを摘発しない幹部に対してボーナスを支給するなど、不可解なものだった」と告発しています。
さらにZatko氏は、Twitterのセキュリティの脆弱性により、同プラットフォームが外国のスパイ、ハッキング、偽情報キャンペーンに対して脆弱になっていると主張しています。
こうしたTwitter社の体質が良く表れているのがこちらです。
「ツイッター社員に中国工作員がおるぞー」とFBIがTwitter社に通知をしたにも関わらずTwitter社は対応をまともにしていません。
FBIがツイッターに対し、中国国家安全部(MSS)の工作員がツイッターの従業員名簿に載っていると通知した事が大きく報道されており、この件に関してもザトコ氏は米国上院司法委員会の公聴会で証言をしています。
ところが、FBIまで把握しているにも関わらずTwitterはザトコ氏の主張を虚偽であるとレッテルを貼ってクビにしており、まるで中国共産党企業みたいな振る舞いを見せました。
ザトコ氏はTwitter内部の中国共産党のエージェントに関する懸念を幹部に伝えたところ、クビにされたと証言しています。
ザトコ氏「私が外国人工作員がいると確信していますと言うと、既にCCP工作員は一人いるのだから、もっといてもいいじゃないか、中国工作員を使って事務所をどんどん大きくしようというのがTwitter幹部の反応でした。」
Zatko氏は「Twitterは内部に工作員を配置することができる外国の諜報機関にとっての「金鉱」となるだろう」と述べており警戒を呼び掛けています。
この様な状態ですので、Twitterのマスク買収により、中国共産党のスパイの排除や、偏った検閲を行い凍結を繰り返す現在の体質が改善されれば良いなと願っています。